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未来を思い描き「バカ」をしよう。
【AI+世界的経済縮小】
最近思うのは、世界的な経済縮小だけではなく、AIの一般的認知の広がりと応用。これらが組合わさると、人がこれまで築いてきた「訓練」による「芸」の獲得、というものが、人の手を離れていく未来なんだな。
【芸を得るのはAIに。訓練はしない】
つまり、現在ある芸はどんどんAIに取って変わっていく。人件費が、人が機械に代わることによって、劇的に低下する。人は新たな芸を作り、そこから先はAIにそれをやらせることで「訓練によって人が芸を獲得する過程」が省略できる。
人は「我々が新たにすべきことはなにか」を考え、それをAIに伝えるだけで良い。
「新たなもの」とは「現在は世の中に無いもの」であって、それがあれば人間に新たな世界が広がる(はず)というものだな。
【インターネットが無かった時代にインターネットをするやつはバカだった】
そう。30年前のインターネットのようなものだね。あの時代はインターネットは無く、多くの人は想像さえしていなかった。その時代にインターネットを始めたぼくらは、無駄なことをするバカ扱いされた。当然、バカと言われることを喜んで楽しそうにするぼくらは、役に立たない、と、言われた。
【「新たなもの」をする「バカ」が価値を持つ】
この「新たなものを創る想像力」が、いちばん重要な時代に、これから人類は突入する。今までは、「考えた」→「実現する」という過程において、後者の「実現する」のウェイトが重すぎ、考え想像することが、その後(かかる時間、コスト、能力)を考えると、重く感じられ、諦めることも多かった。これからはその軛(くびき)からは解放されるのだ。と同時に「今あるものを習得する(訓練する)」ことの価値が劇的に下がる。
【「役に立つもの」の習得は無駄になる】
自分が今していることが「今まで世の中にあることの習得」であれば、その努力の多くは無駄になるだろう。だから「いま、世の中に無い新しい役に立ちそうなこと」に多くの人生の時間を費やすべきだ。おそらく多くの人にはそれができない。だからこそ「それ」に価値も生まれる。
未来を思い描きバカと言われることを、人間と生まれたからには、やるべきだろう。
あえて言えば、だが、そんな時代が来たんじゃないか?。
人間の数千年の文明の歴史を変えざるを得ない時期なんだと、ぼくは思うよ。