
振り返り2023〜転職での変化4つ〜
『毎日note365』46日目。
2023年は思いがけず転職し、人生の転機となった年でした。
そう、「思いがけず」なんです。
キャリアプラン的に「30代後半で転職しよう」みたいに考えていたわけでは全然なくて、突如としてチャンスが舞い降りたので、勢いに乗って転職しちゃいました。
転職は本当にいろんな面から大正解だったと思ってます。
今日はお仕事の振り返りを書きます。
転職ストーリーは突然に。
きっかけは、本当に急にやってきました。
知っている人から「一緒にやりませんか?」というお声がけをいただいたのですが、最初の最初は「え!?私??今!?」という気持ち。
でも、そのお話は、事業内容も待遇も、一緒に働くことになるだろう人たちも、すごく魅力的でした。
まず、事業内容が良かった。
「採用・定着支援」という形で、企業と人の支援をしているのだけど、それが、私がずっとずっと「そうなったらいいな」と思っていたことを形にしていく内容で。
「これが仕事になるの!?」という感覚になったと同時に、自分の視野の狭さを恥ずかしく感じたことを思い出します。
待遇は、年収が大幅に上がるとか、そういうのではないけれど、働き方がかなり柔軟なことに、もうめちゃくちゃ惹かれました。
フルタイムだけど、最初からハイブリッド勤務OKだし、慣れたら在宅勤務もOKだし、「7時から20時のあいだで実働8時間」という勤務形態。遅刻・早退・欠勤の控除なし。
でも、前職を辞めたい理由はひとつもなくて、むしろ昇進の話をいただいていて「来期からもやるぞー!」と気合が入ってた状態だったので、とてもとても迷いました。
「どうすればいいんだろう」というより、「私はどうしたいんだろう」という悩み。悩みというより、自分との対話ですね。
2週間くらい誰にも言わずに考えていたのだけど、ある日ふと、「(前職を)辞めない理由」を探している自分に気付いたんです。
それで「あぁ、私は転職したいんだな」ってストンと腑に落ちました。
そこからは早かったです。
前職はもともとチャレンジを応援する文化が強かったので、「やりたいことに挑戦したい」という理由での退職は1mmも慰留されることなく、2月初旬に退職の意向を伝えて、有休を全部消化して、3月末日で退職しました。
お世話になった前職の方とは、今でもたまに連絡を取ります。
超円満退職でした。
変化1:時短からフルタイムへ(結論、慣れる)
異業種&異職種への転職だったので、仕事を覚えるのもそれなりに大変だったけど、どちらかというと「時短からフルタイムに変わった生活の変化」に対応する方が大変だったかもしれません。
我が家は諸事情ありまして母子3人暮らしなので、私は365日完全ワンオペ育児の日々。
最初の半年くらいは片道約1時間かけて通勤していたので、物理的な余裕がほぼゼロでした。
所感を記録した記事はこちら。
フルタイムでなんとかやっていけるのは、ひとえに子どもたちの適応力のおかげです。
物理的には大変なことがとても多かったけど、子どもたちがすんなり適応してくれたおかげで、今はこの生活に完全に慣れました。
家は常に汚いけれど、そこは自分で優先順位を下げたから納得してる。
明確に決めているわけじゃないけど、子どもたちと「こんなふうに暮らしたい」と話す内容をまとめると、以下のような感じ。
・母子ともども睡眠時間がしっかり確保できること
・みんなで毎日笑って楽しむこと
・週末だけでも、母ちゃん(私)が作った料理が食卓に並ぶこと
時短からフルタイムになって、やり方やルーティンが変わったところはたくさんあるけど、子どもたちが求める暮らしの安心・安定は変えずにこれたかな、と思います。
変化2:装いって大事
お客様とお話しすることが多い仕事なので、クローゼットに「カテゴリー:仕事服」ができました。
セットアップスーツじゃちょっと固いので、基本はジャケパン。
色はネイビーとベージュがメインで、今はあまり「女性らしい」というイメージを持っていただく必要はないかなと思っているので、スカートは履かないです。
清潔感を大切にしたいので、髪のツヤをめちゃくちゃ気にするようになりました。(白髪も)
装いについて考えるようになって書いた記事がこちら。
転職は、装いについて向き合う絶好の機会になりました。
先日、仕事用に冬コートを1着お迎えしましたが、以前なら「トレンチにマフラーでなんとかなるだろ!コート高いし!」って考えたと思います。
でも今は、雪が降る真冬にトレンチでお客様のところに行くのは無しだな、と思う。
マナーどうこうよりも、絶対に「寒そう」って思われるから。なんというか、仕事以外の要素で余計な印象を持たれたくないというか。
季節感のある装いは「TPOに合っている」ことでもあると思うのだけど、TPOに合わせることの意味は「相手に何も気にさせない」ことだと、個人的には思っています。
この価値観の変化は、転職しないと起こらなかったと思う。
今は「装いってとても大事」と思っているので、すごく大きな変化だと思います。
変化3:伸びしろありすぎな自分を発見
「伸びしろありすぎ」と書きましたが、要は至らない点がありすぎるということ。
打ちひしがれる機会がやたらと増えたのも、転職での変化です。
新しいことにチャレンジしているのだから、「わからない・できない・うまくいかない」ことは当然出てくるわけですが、30代後半になって感じる「わからない・できない・うまくいかない」は、どれも根が深いと感じています。
今までも、その時の精一杯で生きてきたし、仕事も常に全力だったけど、その過程で気づけなかったことや、スルーしてしまってきたものが、今「わからない・できない・うまくいかない」なわけです。
なので、気づきは常にドラスティック。
自分の根っこにある嫌な部分とか、無意識的に避けてきたこととか、実はトラウマ的に抱えていたものを引っ張り出されるような気づきが、今年は本当に多くて、そういう意味では少ししんどい1年でもありました。
でも、38歳の今、こういう気づきや学びに溢れていて、自分の至らなさを痛感できているのは、とてもとても幸せなことだと思います。
余談ですが、2023年に感じた自分の伸びしろをしっかり伸ばしたくて、2024年の漢字は「伸」にしています。
変化4:自己理解が深まった
転職をきっかけに、仕事で関わる人の数が一気に増え、「他者との関わりの中で自己理解は深まっていく」ことを、ひしひしと感じた1年でもありました。
「自分らしさ」とか「自分の得意・才能」みたいなものは、今までも周りとの関わりの中で理解を深めてきたと思っているけれど、「仕事で価値提供をするには、それだけじゃ足りない」と感じるようになっています。
自分を知るだけじゃ、「相手に伝える」要素が弱いというか。
「相手から見られている」という意識が不足しがちになるというか。
すべての場所・場面において、人と人との関係があるから、自己理解を深めた上で、その関係性をどのように築いていくかが大切なんですよね。
ここが、わかっていたようでわかっていなかったのかもしれないと感じています。
「自己理解」も「コミュニケーション」も、本当に奥が深いと思う。
こう感じることができるのは、自己理解がより深まったからだと思うし、このサイクルは一生続くような気もしています。
転職して良かった
2023年の総括はこれに尽きます。
「転職して良かった」
理想の働き方により近づくことができて、自分の真ん中にほど近いことを事業で推進できているというプラスの面。
自分の至らなさを突きつけられたという、しんどい面。
両方合わせて、転職して良かったと、心の底から思っています。
きっと転職して良かったと思えるのは、「人生が前進している」という実感が強いからだと思う。進みたい方向が、明確になっているからだと思う。
新しい仕事に慣れるには、やっぱり時間がかかるし、2023年は「転職して良かった」で終わってしまいそうだけど、2024年は「転職して、◯◯が実現できて、良かった」と言えるようにしたいです。
しっかり転職を振り返ることができたので、やっと次の目標のことを考えられそう!
年内にこの記事が書けて良かったです。
ではまた明日。