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(無料サンプル)KPIは?と言われたら考えること

魔法の言葉、KPI(Key Performance Indicator)。
世の中、何でもかんでもKPIだ。
「君、この施策のKPIは何なんだ?」
上司からそう問い詰められても、焦ってはいけない。

なぜなら、KPIを設定するためには、KSF(Key Success Factor)が必要で、KSFを設定するためにはGOALが必要で、GOALが設定できればKGI(Key Goal Indicator)だって設定しなければ。

魔法の言葉、KPIはそれ単独では成立しないのである。
KPIは何なんだ?と問い詰められて、あなたが考えなければならないのは、こういう全体像だ。


KPIは?と言われて考える全体像

KPIは?と言われても、慌てふためいてはいけない。KPIは全体像のほんの一部なのだから。

KPIは?と聞かれたら、まずはGOALとKGIに想いをめぐらせる

冷静になろう。KPIを設定するには、「そもそもGOAL(目標)は何でしたっけ?」と自問自答するか、上司に聞く必要がある。
そして「GOALに数値設定(KGI)してましたっけ?」とも。

決めること①目指すものとその数値目標を確認する

ということで、お分かりのとおり、目標(GOAL)と目標数値(KGI)はイコール(=)でつなぐことができる。

GOALするのに、カギになる成功要因は何なのか?それがKSFであり、数値で言えばKPI

GOALのカギは何なのか。それがKSF。KSFを達成できたか測るのがKPIになる。ここでようやくKPIが登場するのだ。

だから上司は聞いてくる。「KPIは何なんだ?(君は、自分の目標数値をどう設定するのか、それは達成したのか?)」と。その時、モヤモヤしてしまうとしたら、自分でやれないことをKPIにしちゃったときだろう。
「いやだって、部長、それって無理ですよ」は、こういう背景がある。
例えば、成約を増やすこと、をKPIにしてはいけない。あなたが頑張っても、成約に繋がるとは限らない。あなたが頑張れるのは、商談を増やすこと、だ(それがKPI)。

決めること②具体的にやることとその数値目標

だからKPIは、GOALに向けて自分が具体的にやること&一番キモになること(KSF)の数値目標だ。

①と②を決めれば、間をつなぐ目標もできる

例えば、売上UPをGOALにするなら、商談件数を増やすのがKPIになる(とする)。そうすれば、成約が増える(これが間をつなぐ目標)。何度も言うが、間を繋ぐ目標をKPIにすると、上司に聞かれたとき、モヤモヤするからやめてね。

うまくいかなかった時に、分析に使うのも「目標」

ここまできれいごとを言っても、実際には売上UPにつながらないことだってある。事件は段取り(今回で言えばKPI設定)で起こっていない、現場で起こっているのだ。

そうなったときも、どこに課題があるのか振り返るのに、やっぱりKPIは大切になる。うまくいかなかったのは、KPIが達成できなかったからなのか、いやいや成約につながらないのは、商談件数じゃなくて、商談のやり方なのか、いやいや、そもそもKGIが壮大すぎたのか。
ノルマは成約●件だ!と言われて、ノルマを達成できなかったとき、商談件数が足りないのか、中身が悪いのか、その他なのか、上司に怒られてモヤモヤしたり、打合せしても方向性に納得できないのは、そもそもKPI設定が間違っている、のかもしれない。

こういうことを分析するには、最初に目標設定をしておかないと、できないわけだ。

KPI設定のやり方

考え方を理解してくれたら、あとは穴埋め。全体像は基本としても、分岐は1つじゃない(売上UPに向けたやること=KSFは1つだけじゃない)こともありうる。例えば、こんな風に。

全体像を基本に、分岐は一つじゃない、いくつかあるかもしれない。

今回のデータ(PDF)

...というように、企業支援の現場で使ってきたスライドを、あたり障りなく加工してお届けする「ビジネスシーンで今日から使える 支援現場のスライド集」。

今回は、サンプルなのでPDF。有料版では、パワポデータもダウンロードできるようにしていきます。

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