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心の未病に対処してみた

お久しぶりです。北山乃理子です。
記事にしたいことは沢山あるのに、気がつけば記事にしたいことがさぁーーーっと流れていくような日々を過ごしておりました。

今回は、心の未病と向き合っているお話です。
私は、東洋医学とめちゃくちゃ相性がいいです。鍼と漢方で結構なんでも解決するし、足ツボも何かにつけて刺激して生きてます。
その東洋医学には未病という考え方があって、「発病する前の、健康な状態から離れ始めている段階」を未病と言います。
なーーんか優れないんだけど、でも悪いと言えるほどでもない。ってやつです。
鍼も漢方も「病院行くほどじゃないんだよなぁ」って時にいつも駆け込んで、睡眠の質を改善したり、冷えやむくみをとったり、内臓を活性化させてもらったりしています。

体の未病

体の未病は比較的わかりやすい。
体が重い、寒い、このままだと風邪ひきそう、やたらと疲れる、常に眠いのにちゃんと寝れてない。みたいなやつ。
その段階(未病の段階)で向き合い対処すると悪化してしんどくなることもないしもちろん治りが早いです。

これはキャリアも一緒

なんとなく仕事行くのに体が重い、しんどい、やたら疲れる、気が重い、、みたいなことありませんか。
その「なんとなく」を感じた時に、立ち止まって棚卸してこの先を考えるのが、キャリアの未病の見つけ方であり対処法だと考えています。
体の未病と一緒で、この段階で対処した方が、会社を辞めて転職する時、やむをえず長期で休みをとる時に対処するよりもずっと楽だし、選択肢が圧倒的に多い。

もちろん、これは心も一緒

心が疲れた、何も感じられない、常に焦り・不安・イライラ・緊張がある。感情の上下が激しい、しかもそれが一過性ではなくなんとなく続いているといったことありませんか。
これが心の未病の状態だと考えています。
こちらもプチんと切れる前に対処するに越したことはありません。

キャリア&心の共通点

相談先をどのように選んでいいかわからない、いついけばいいのか分からない、どの程度の症状でいけばいいのか分からない。
という意味で、キャリアも心も未病の段階で対処するのって難しい。
けど、どうにも行き詰まる前に対処するためには「なんか不調・・・」「なんか満足できない・・・」ってタイミングで行けばいいし、鍼灸師や漢方医のように誰がいいか教えて貰えばいい。合わなきゃ変えたらいい。
そのくらいハードルを低くしていいんだと思います。

ということで今回は心の未病に対処しましたのお話し

ここからが本題です。私が心の未病と向き合ったことを書いてみたいと思います。
この1ヶ月本当にいろいろありました。
プロジェクトの変わり目、友人からのワクワクするオファー、キャリアの転機、弟の結婚(これはもう少し先か)、友人の大病、引っ越し、初めての自分の車の納車、コーチングでの気付き、、、
嬉しいも、悲しいも、驚きも、人生変える決断も全部一気にドバッとやってきました。
トドメは、サポートしている心理学の講座でのデモセッション。負けること、弱さ、感情と向き合うがテーマのセッションで、見ている私が共感しすぎて号泣するというw
なんか疲れてるなぁという感覚と、やたらと人の目が気になる(懐かしい)感覚がありました。あれ、なんかいつもと違うぞ。

どのあたりが未病なのか

正直自分だけではこの状態が心の未病だとは思えなかった。そういえば、イライラ、嬉しい、恥ずかしいといった感情がいつもより強めに感じられるなぁくらいの感覚。呼吸もいつもより浅いけど、何かの変わり目にはよくあること。
別に突然涙が出たり、立っていられないくらいの胃痛があったりはなく、仕事のペースもいつもより緩く、休みも存分に遊んでいるからなんなら調子がいいくらいの感覚でいました。
でも周りから「大丈夫?」「何かあった?」「無理しなくていいんだよ」「倒れないようにしてね」といった声をかけてもらうこともあって、なんでだろうなぁ、そんなに忙しい人のイメージが定着しているのかな、と不思議に思ってました。
でも、今回流さずにいられたのは声をかけてくれた人達が心の学びの仲間だったことが大きかったかも。
「この人達が言うってことは、何か違和感があるのかも。一度立ち止まって向き合ってみよう。」
冷静になって、改めて考えてみると、自分軸を見失って環境の変化に飲まれている感覚があるな思います。判断の軸がどっかに行っちゃった感覚。判断軸を外に置いてしまっていて、自分の「喜怒哀楽」を蓋してしまったような、置いてきちゃった感覚です。
これがどんな言動で現れるかというと、人の目・評価が気になる、人に仕事が頼みにくくなる、ひとりで抱えがち、人の言葉の裏が気になりがち、できない人にきつくあたる、パフォーマンス出せてない自分を責める、夜に仕事をする、パソコンの電源が切れない(すぐに仕事できる状態に置いておく)、ひとりで生きていかないとの気持ちが強くなる、頼れない。
読んでる人にはとっても抽象的だろうけど、あぁ、私にとっての未病の状態はこれか。も。

何をしたのか

心の不調なのでじっくり自分と向き合ってみよう。自分の軸を置いてきちゃったので、私はどんな感情があるのか、上部の感情じゃなくて本当は気づかず隠してしまいたいと思っている感情まで触れてみることにしました。

・個人セッションをお休み

自分に軸がない時点で人にセッションしてもダメだ。と8月は個人セッションをお休みにしました

・日記の再開

今日起きたことを可視化。仕事のペースが緩めと認識してたけど、その緩さがあると他のものを詰め込む自分を発見w

・ストッパーを依頼

この人の言うことなら立ち止まれる・冷静に受け止められると思う友人に「こいつ危ないな」と思ったら止めてと伝える

・チェックポイントの設定

そしてストッパーを依頼した友人との月1回くらいの間隔での接点を設定。自分だけの視点にならないように立ち止まる・進む・走る(笑)の基準にしようと思う

・個人カウンセリングを受ける

そうそう、私の周りには心を扱うプロがいっぱいいる。このタイミングでプロの手を借りながら内省しよう。と気付き、個人カウンセリングを受講。これは8月末にかけて受けてみて何が起こるか観察します

そしてどうか

まだ途中だけど、あぁ。やっぱり不調だった。ということには気付きました。そして不調のタイミングで心を扱うプロとセッションするからいつもより深いところで内省が進んでる気がします。不調が元に戻る以上に新しい気づきから原動力が大きくなっている感じで、ここを抜けたらかなりパワフルに動き出せる感覚が出てきました。
・思考の視野が戻ってきた(むしろ広がってる?)
・人の言葉を素直に受け取れるようになってきた
・自分と向き合うのが怖くなくなってきた
・こんなにも信頼できる人に囲まれていると気づいた
・自分の不調パターンの解明できた
こんな実感が今あります。

心と向き合うということ

あんまりカウンセリングを受けたことがある人はいないのではないでしょうか。私もキャリコンの勉強を通して心理学と出会うまでは、感情って(特に負の感情って)邪魔者で、悲しいとか寂しいとか孤独感とかこんなもの感じたくない、感じたら毎日の仕事で戦えなくなると思っていました。
でも、心理学を学んでからは、あぁ感性ってこんなに大事なのか。自分が義務でやっていることと、心からやりたくてやっていることの違いに気づいたりとか、内発的動機付けに出会うためには、自分の感情がわからないとそりゃぁダメだよなっと思います。
面白いことに、自分の感性の探求って永遠に終わらず、ぐるぐると螺旋状に伸びていく階段みたいなもので、一周回ってまた自分がわからなくなることがあります。
しかも即効性はなく(あるときもあるんだけど)、じわじわ染み渡るように効果が出てきたりします。
そして、カウンセリングを受けると「今までこんなに頑張ってきたな」「ありのままの自分で理由もなく存在してていいんだな」「ひとりぼっちではなくこんなに人に支えられているんだな」ということを心の底から実感できたりします。この実感するひと時が何よりも私自身の支えになるなと感じているところです。

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