どうしてかわいそうなゾウの話を読まされなければいけないのか【#推薦図書】
書くンジャーズ4月3週目のお題は【#推薦図書】
僕は子どものころフィクションが好きでした。
それも爽快なフィクションが。
だから嫌いな推薦図書がありました。
その筆頭が『かわいそうなぞう』。
内容はあえて書きませんけれども、まずノンフィクションであること。
そしてとにかく悲劇が強調されていることです。当時の大人たちが子どもに戦争の悲惨さを教えたいという意図。
その意図自体は理解しますけど、やりかたは支持しません。
なんでゾウが餓死する話を日本中の小学生が読まされなければいけないのか。子どもの頃の僕は思いました。
「餓死したゾウ」に対してかわいそうと泣く大人の描写なんかいらない。
そうじゃなくって「餓死しそうなゾウ」を善の秘密結社が見つける。
餓死する前に善の大人に救われるフィクションだったら、推薦されてもいいよと。
無茶は承知です。
かわいそうなゾウもマッチ売りの少女もネロとパトラッシュも。
みんな善意の大人に助けられればいい。
せめて本の中でくらいは。
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