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白髪とは一体?
自分自身年齢を重ね、気づいたらいつの間にか髪全体に白髪増えてきまして。最近ではもみあげあたりに集中していて、少し伸びてくるとそれはもう自己主張の塊よろしく、前のめりでここにいますよーって叫んでいるような気がしてます。
ある程度若いうちはあっても数本程度だったのに。気がついたらもうこんなに、、、そんな方多いのではないでしょうか?
皆さんもすでにご存知のこととは思いますが、改めて白髪のメカニズムなどを綴っていこうと思います。
工場が休止中あるいは閉鎖した状態
髪はなぜ黒いのかということを少し話します。
そもそも生まれたての髪というのは黒でも茶でもなく白なのです。
毛髪が頭皮内で成長する過程において、メラニン色素を作り出します。このメラニン色素が髪に色付けされて黒髪が生えてきます。髪を作り出す細胞(毛母細胞)にメラニン色素を作り出す細胞がメラニン色素を受け渡し毛髪に色が付くという状態になります。
このメラニン色素がなんらかの原因で作られなくなると、髪は色を失います。そして光を反射して白く見える状態が白髪と言います。
白髪にはメラニンを作る細胞(メラノサイト)、が残っているのにも関わらず、メラニン色素の合成を行わないタイプ、いわば活動休止している状態のものと、そもそもこのメラノサイト自体が欠失している状態の2つのタイプに分かれます。言い換えればメラニン工場が休止中か閉鎖したのかで大きく異なります。
活動休止状態は、なんらかの原因でその状態になっているが故に、原因を取り除けばまたメラニン合成を始め工場再開が期待できます。
ですが、工場自体が閉鎖してしまった状態では、もう戻ることはありません。
白髪になる原因とは?
では白髪とは一体なぜ起こるのかその原因について解説していこうと思います。
加齢によるもの
基本多くの方の白髪の原因であり、自然な老化現象により白髪が出てきます。ここにはかなり個人差があります。
遺伝的要因
白髪になりやすい人、なりにくい人の違いはこの遺伝的要因が大きいです。人によっては若いうちから白髪が出たり、また年齢を重ねてもあまり出ない人もいます。
外的環境によるもの
過度のストレスや栄養不足、睡眠不足また、薬による副作用なども白髪になる原因としてあげられます。
今できることは何か?
ありきたりな話かもしれませんが、生活習慣の見直しや、ストレスを溜めないこと。これが一番と言っていいくらい大切であり、根本なのかもしれません。
そんなこと言われても無理な方もいらっしゃいます。そんな方は美容師と相談の上、カラーをするのか、そのままにするのか、はたまた違う提案があるかもしれません。この辺はまた後日連載していきたいと思います。
またシャンプー剤の見直しもいいかもしれません。今美容室で販売されているシャンプー剤には白髪予防にも効果のある商品があります。毎日使うものだからこそ見直してみるといいかもしれません。
あとは頭皮マッサージをしたり、それでも嫌なら白髪のみを根元から切ってみたり。
お困りの方は是非一度担当の美容師と相談してみることをオススメします。
捉え方かもしれませんが、白髪はいままでは0か100かみたいな扱いでしたが、今は白髪は自身の文化みたいなところがあり、白髪の価値観すらも多様化を呈しているように思います。その人のライフスタイルに寄り添ったものが望ましいと考えております。
次回はそんな新しい白髪の価値のご提案をしていければと思っています。