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柔らかな頭

雪が降る日は決まって、心の奥底でワクワクする自分が否めない私です。

雪国育ちの方からしたら非難を浴びそうですが、溶けそうな真夏の日差しと、凍えそな真冬の雪は不思議と心揺さぶられます。


最近息子の関心ごとは、レゴに似たブロックとトミカのミニカーを使って"駐車場"を作ることにハマっているようです。いろんな形の駐車場を作ってはミニカーを並べて、綺麗に駐車し、車種によって場所が決まっているそうな。

大人も負けじと、立体駐車場にしてみたり、タワー型にしてみたりと頑張ってはみるものの、改めて子供の発想力って柔軟だなぁと感じさせられます。(親バカなのでここはスルーしてやってください)


プラレールのレールを立体にするときに使用する黄色い情景パーツの橋脚を立体的に組み上げて、入り口を作ったり出口を作ったりして駐車場が出来上がった。画期的なのは、隙間から車が出入りできるだけでなく、背の高い車も出入りできるよう配慮してある点だ。


そもそも目の前にレゴみたいなブロックあるやんとツッこみたくなる気持ちを抑えてその姿を眺めていると、不意に自分の四角い頭をかち割ってやりたいくらいの気持ちになりました。


子供はいつだって自由だ。発想も思考も行動も。


ブロックだって真っ直ぐには積み上げない。鉄道レールに車を走らせるし、貨車にお寿司だって積む。


彼にとってはブロックだろうが橋脚だろうが積み上がりさえすればブロックなんだ。その隙間にできた穴は車の入り口であり出口である。そうそれが彼が描いた駐車場。


大人は経験してきたことや見てきたもの事が正解であり、またそれが事実でもある。故に固定観念や、既成事実がどうしても付き纏ってしまう。駐車場とはこんな形だ。車ってこんな形。誰が決めたかも知らないけど、それはそれであるということ。



本当はアイデアは世の中の至る所に落ちていて、案外自由で良かったりする。発想も思考も行動も。



たった一つ必要なのは、はみ出せるかどうかなのかもしれませんね。と息子の遊びを見て思いに耽る夜でした。






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