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第6回 銀行融資で押さえるべき3つのポイント
2025年2月、本年度2本目の記事です。
どうも、社外財務課長(マーチン課長)の中西です。
※常にドクターマーチンの靴を履いているので、自称そう名乗っています。
寒い日が続いております。
昨日は、各地で雪が降っていたとニュースで見ましたが、皆様の地域は大丈夫だったでしょうか。
幸い、大阪市内は晴れています。
さて、今回のテーマは、
「銀行融資で押さえるべき3つのポイント」
です。
弊社の基本サービスは、「社長財務会議」という月1回もしくは、
2ヶ月に1回の社長面談が中心ですが、融資の支援もさせていただいております。
ありがたいことにたくさんの融資案件に関わらせていただく中で、
金融機関の方が絶対に確認したい最低限のことがあります。
よく地方銀行・信用金庫の支店長や担当者の方と話す機会が多いのですが、
その中からよく聞かれる話をお伝えします。
・まず1点目「なぜ融資が必要か」
(使徒・しと)※エヴァンゲリオンではないですよ。
融資の理由ですね。
当たり前のことなのですが、どうして借りてまで資金が必要かということです。
「新しい設備を導入したい」
「売上が上がってきたから運転資金として借りたい」
「納税・賞与があるから手元資金を厚くしておきたい」
色々と理由があると思います。
一番大事なのが、
これらの理由に「正当性があるかどうか」を金融機関は確認したいのです。
お金を貸すということは、当然返ってこないリスクもつきまといます。
そのリスクをしっかり回避できるだけの「正当性」=「理由」が欲しいのです。
・2点目が「いくら必要か」
やみくもに「1,000万円借りたい」と言っても、
金融機関は貸してくれないでしょう。
なぜ1,000万円日必要なのか、その「理由」を説明できる必要があります。
ポイントは、どれくらい「具体的になっているか」が大事です。
つまり、本気で調べているかです。
店舗を借りるなら不動産会社に見積もりを取ってもらっているか
運転資金なら仕入れ業者に見積もりを取ってもらっているか
どれくらいの在庫を持たないといけないのか
など
根拠の資料を持って、
「いくら必要か」を打診しているかが大事になってきます。
・3点目が「どうやって返すのか」
これは、「貸した金返せよ」という話です。
金融機関の立場からすると、貸したお金ってどうやって返済するのですか?
というところが聞きたいのです。
特に創業する方は、実績がないので、強くその部分の根拠が求められます。
要は、「事業計画」ですね。
しっかり根拠があるのか。
ここの部分で覚えておいて欲しいのは、
「税引後利益」+「減価償却」=「返済原資」
という式です。
これに関しては、別の記事で今後、お話しします。
以上、3点を簡単にではありますが、紹介しました。
まずは、この3点を念頭に置いて準備されることをお勧めします。
(記事執筆 後記)
いや〜、2025年2回目の記事が早めに書けて良かった〜 笑
今後も財務周辺の記事を中心に役立つ情報を発信していきます!
まずは、習慣化ですね!
今、楠木建さんの本にどハマり中です。
特に「ストーリーとしての競争戦略」が面白いです。
ぜひご興味のある方は読んでみてください。
事例も豊富で読みやすい本ですよ〜!
有限会社タクト経営研究室 中西 弘則
関西を中心に「社外財務課長」として、月に1回社長に立ち止まって考えてもらう「社長財務会議」を提供中。
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