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わたしの友人を副業(複業)サラリーマンにしてみた

皆さん、こんにちは。

以前より皆さんには「副業(複業)」を奨めてきましたが、この度、わたしの友人が「副業サラリーマン」としてデビューしました。今回はその話をベースに皆さんに少しでも参考になればと思い、投稿させて頂きました。

わたしの友人は私と同じ年齢の40代男性です。40代というのは「ミッドライフクライシス」という言葉もあるように、なかなか大変な年代ですよね。

特にサラリーマンの方は年収を上げることが難しい時代です。政府は賃上げを要請していますがなかなか浸透しておらず、また同時に社会保障費も増加しているので手元に残る可処分所得はここ20年ほぼ横ばいです。

その状況を打ち破るためにもサラリーマンのサバイバル術として副業は避けて通れません。今回は彼の実例を見ながらどのように収入に影響していくかを説明したいと思っています。

まず、実際に彼は何を副業としたか

彼は私の「釣り仲間」の一人なんです。そして彼が今回事業届を提出した内容は「釣りガイド」です。めっちゃ安直ですよね(笑)。

ただ、これが一番大事なことなのですが、副業はあくまで本業がある状況です。自身のリソースは本業にシフトしているはずなので、副業は忙しくてもやれる「好きなこと」でなければ続きません。

「そんなことで本当に大丈夫か?」という心配の声が聞こえてきそうですが(笑)、どんな感じで体裁を整えたか以下でご説明しますね。

まず一番大切な顧客ですが、彼の場合は、これは私ともう一人の友人しか現時点思いつきません(笑)。ただ、この3人は良く釣りに行くメンバ(特に船釣り)ですので、いわゆる「常連客」ですw。

彼の立場からすると事業スキームはこんな感じですかね。

「①我々がガイド料(≒船宿代)を彼に支払う=営業収益」「②彼がまとめて船宿さんにお支払い=営業費用」「③本来なら①と②の差分=営業利益」となるのですが、残念なことにまだ営業利益が全くない状況です(笑)。

今後はガイド料の中に自家製の釣り仕掛けを作る等、営業利益を拡大する施策を検討する必要はありますがw、利益額はともあれ、一応ビジネスの体裁は整うことになります。

また、対外的に事業体裁を整えるためは、ココナラさん等でしっかり「事業やっているアピールすること」も大事なことですよね。「それは趣味だろ」というツッコミに耐え切れませんので。

副業を始めて可処分所得はどう変化するのか

このように副業単体を見ていると、自身の釣り代金もあるため、結果的に赤字ビジネスとなってしまいます。ただ、個人事業主登録をし、本業と合わせて確定申告することで可処分所得を増やすことが可能なんです。

まず、青色申告をすることで特別控除/基礎控除を享受できますよね。

次に今まで趣味で無駄遣い?していた「釣り具や釣船、遠征費用等」も経費計上可能です(金額は必要経費範囲ですよw)。

そして、週末だけ副業するという前提ならば、「家、車、光熱費等」は2/7(週末2日/1週間)は計上可能でしょう。釣りにしか使わないのであれば、ガソリン代は全額計上も可能かもしれません。打合せ(釣りの反省会?)に使った飲食代も経費計上可能でしょうね。

他にしっかりとした説明ロジックをつくれれば、より多くの経費計上ももちろん可能です。

もし、こんな感じで控除と経費で「100万円以上」計上出来たならば、確定申告時に「20~30万円くらい」は還付される計算になります(ご自身の現在の年収によって異なってきますが)。

今後さらに収入を増やすためには

一旦、このように課税所得を減らし、可処分所得を増やした上で今度は本格的に事業拡大です。釣りガイドといってもそれだけでは埋没してしまいますので、なにかもう一工夫必要でしょう。

私としては、極稀に、釣れ過ぎたおサカナさん達の処理に困ることがあります。有料でも良いので処理をしてくれるサービスや釣った魚を買い取ってくれるサービスがあればぜひ利用したいとも思っていますが(そうそうそういう機会はなんですがね苦笑…)。

ただ、それは事業開始時に考えるのではなく、継続していくうちに新たな「気づき」が出てくるので慌てる必要はありません。ご自身がやっていく上で「こうなったらもう少し便利になるのに」というような経験自体が新たなビジネスのきっかけになることも多いかと思っています。

大切なことはまず、「環境を変え、始めること」です。コロナの影響で世の中に閉塞感がある今だからこそ、「自身で何か行動を起こすこと」が良い生活サイクルを生み出すのではと思っています。

この4月、心機一転何か始めるには、ちょうど良いタイミングではないでしょうか。

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