2022年読書感想文
まず私はそんなに読書家という程今までは
本を読まなかったのだが、今年2月不意な
休みで時間があり瀬尾まいこさんの本を
読み始めると優しく読み終わると必ず
爽やかであー良かった〜!という気持ちに
させてくれて瀬尾まいこワールドにハマって
しまったのです。何冊もむさぼり読んだのですが、今年いちばん良かった本は。
第1位 夜明けのすべて
人には分かり辛い病気を抱え悩みながら社会で生きている2人の若者の物語。
最初は2人共自分の事は内に秘め、心苦しい感じではあったが働く会社の周りの方がさりげなく優しく若い2人に接していくのがとても温かく感じた。
そんな中で自分の病気は治せないけど相手に何かできる事がある。と気付きお互い行動していき少しずつ自信を持っていく。
美沙ちゃんの一生懸命さにも惹かれたが、山添君の電車に乗れないのであれば自転車がある。
と少しづつ新しい道を見つけ自分なりの新しい人生を、切り拓いていく所にとても感銘を受けた。
私は50代で若い2人の物語りだが、これからの
人生色々な事があると思うけれど一筋の光を
見つけて少しずつ前へ進む事ができると心に
とめながら日々生きていこうと思う。
第2位 そしてバトンは渡された
これは映画化され見られた方も多いた思いますが、私は本の作品の方が好きです。
どうしても映画ではあーあの部分が抜けてるな。と寂しい気持ちになるからです。
この本が私が最初に手にした瀬尾まいこ作品です。これだけ親が変わっていく中で優子ちゃんが本当に素直で真っ直ぐに育っていく所にまず
心温まりました。
そしてそれぞれの親達の優子ちゃんへの愛がいっぱい詰まっている所。読みながら涙した事
沢山ありました。
最後の結婚式で優子ちゃんのそれぞれの親達への感謝の思いと親達からの優子ちゃんへの愛。
ヒューマンと愛の物語りでこんな風に真っ直ぐに生きていけたらいいなー。と爽やかさと心の強さを感じた一冊でした。
第3位 春、戻る
過去に学校の先生をしていたがうまく馴染めず
辞めてしまい今は和菓子屋で働いてそこの息子さんと結婚しようかという話しですが、この話は人の心の奥深い優しさが伝わる話しでした。
和菓子屋の結婚相手の山田さんは何があってもさくらさんを否定しないしどんな事も信じてさくらさんに付き合ってくれる人。こんな人が側にいてくれたからさくらさんは自信を取り戻していけたんだなと思った。
また謎の弟は最後まで本当に誰?と思いながら
読み進めていましたが、この弟と名乗るひとは元の学校の校長の息子さんで校長先生からさくらさんがその後どんな様子か大丈夫か見届けて来てとの依頼でさくらさんが幸せになるまで見届ける。というなんて優しい人達なんだろう。
と心が温まりました。
瀬尾まいこさんはどの話も必ず自分はひとりじゃないよ。そして周りには見てくれている人が
必ずいるから。と教えてくれます。
今年私は新しい職場にかわり仕事も人間関係も
正直大変でしたが独りよがりになりそうになった時瀬尾まいこさんの作品を読んで助けられました。この一年は私にとって瀬尾まいこさんとともに歩んだ一年と言っても良いかと思います。
これからもまた瀬尾まいこさん作品読んで
心を満たしたいと思います。
今年一年ありがとうございました♪
また来年も私の心の友としてよろしくお願いします。
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