おうちで「ながらジム活」のススメ
外出自粛の日々が続いている。
当然のことながら、家族揃って運動不足だ。
ランニングやウォーキングは手っ取り早いが、ちょっと表に出ると明らかに平時以上にランナー人口が増えていて、とてもその仲間に加わろうという気になれない。
かといって、この狭い家の中で何ができるだろう。
焼け石に水とてやらないよりはマシだろうと、子供と一緒にラジオ体操なぞやってはいるが、日々身体がなまっていく気持ち悪さはとても解消されない。
一方で、私は降って湧いた潤沢な在宅時間をありがたく使い、HDDレコーダーに撮りっぱなしで溜まる一方だった映画をせっせと観ている。
だが根っからの時間貧乏性ゆえ、自宅で映画鑑賞となるとつい空いた手元を使って何か出来ないかと思ってしまい、ながら鑑賞を目論んでしまう。
つい先日も久々にフェルト手芸の道具を引っ張り出し、とあるアクション映画を観ながらチクチク作業をしていたが、画面に気を取られてニードルを握った手元が狂い、危うく指先に羊毛を生やしてしまうところだった。
こんな非常時に、自宅でアホな怪我をするわけにはいかない。
安全に「ながら」鑑賞したいなら、絶対に手元はフリーにしなくては・・。
そして私は唐突に思い出した。
全く画面から視線を外すこと無く安全に映画に没頭出来る上に、運動不足まで解消できる素晴らしい方法があったではないか!
さっそく工作にとりかかる。
材料は、コンクリートブロック型の発泡スチロール3個。
以前、棚を作ろうと近所のホームセンターで買ったもののサイズが合わず部屋の隅に積み上げていたものをそのまま流用。耐荷重は1個70kg以上あり強度は充分だ。
3つ合わせて動かないように養生テープでくっつけて、さらに上面に自宅にあった要らないダンボールを貼り付けただけ。所要時間5分で準備完了。
あとは映画を観ながらこれで踏み台昇降するだけだ。
踏み台昇降は動きが単調なのでそれだけやろうとするとものの5分で飽きてしまうが、単純ゆえに安全なので、ながら鑑賞にぴったりなのだ。むしろ映画に夢中になればなるほど疲れを意識せずに長時間続けてしまえるので、慣れないうちに長編作品を選んでしまうとやりすぎて後で筋肉痛になったりするので注意。
いくら休憩を挟んでも一日2時間のランニングはとても出来ない私でも、映画鑑賞をしながらの踏み台昇降だったら余裕でクリアできる。腕振りも加えればかなりの運動量になり、一本観終わる頃にはうっすら汗もかく。
これはやらない手はない。
ちなみに一緒に写っている赤いバーはスラックレールというスポーツトイ。
踏み台昇降だけを続けていると意外と体力を消耗するので、時々降りてこれに乗っかるようにしている。使い方も簡単。床に置いておき、引き続き映画を観ながら両足・片足で落っこちないようにバランスを取るだけ。
省スペースで体幹を鍛えバランス感覚を養えるので、これまた外出自粛中のおうちエクササイズにぴったりなのだ。もちろん、見ての通り柔らかく安全な器具なので、ながら映画鑑賞にも最適!
我が家にはこの1本しかないが、長くつなぎ合わせて伝い歩くことも出来る。たくさん用意して家中に張り巡らせるのも面白いかも知れない。
踏み台昇降でガッツリ動いて、スラックレールでクールダウン。この組み合わせは、手軽だけれどエクササイズとしてなかなかバランスが良いと思う。
まだまだ続く巣ごもり生活での運動不足問題、私はこれで乗り切ろう。
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