のらうるふ
我が家は野菜をたくさん食べる家だ。 どれぐらいかというと、だいたい週に一度の買い出しが、こんな感じ。 (画像はそれぞれ違う週のもの。基本は切らした常備野菜と旬のものの買い足しだが、出番が多くほぼ毎週買うものも。) 天気のいい日に少し遠くの八百屋まで自転車で買い出しに行くのだが、帰りにはカゴもリュックもいっぱいでなかなか良い運動になる。 進学で家を出た息子がいた頃は、この他に生協の宅配でも週2回野菜の補充をしていたが、今はうっかり切らしたものや鮮度が落ちやすいものをその都度近
ちょっとしたご縁で細く長く親交のある絵本家の広松由希子さんが、この度「えほんとごはん」をコンセプトにした、絵本の読める惣菜店、83goccoをオープンされた。 83gocco(ハチサンゴッコ)という、響きも可愛らしいその店名の由来は、「おみせやさんごっこ」だとか。 今や絵本カフェは全国あちこちにあって珍しくもないが、絵本デリという業態は私はまだ見たことも聞いたこともない。なんて素敵な目の付け所だろうと感心した。 まして、絵本はおやつというより心のごはんとして育ち、そのまま絵
書いている内に長くなっちゃったので、今回初めて目次をつけてみた♪ そうだ、マーマレード作ろう 信州の夫の実家の庭には大きな杏の木があり、毎年義母が収穫したての杏でジャムを作り、我が家にも送ってくれる。完全無農薬・手作りのそのジャムは滅法美味しくて、市販のもので義母のそれを超える味には未だに出会っていない。 ところが、今年はその杏が不作で収穫が激減したと聞いた。きっと例年のようにあちこちに配るほどのジャムは作れまい、ならば私がいつものお返しに代わりになるものを作ろうと思い立っ
ちょうど一年前の今日、初めて秩父の三峯神社へ行った。 あれから一年でまさか世の中がこんな事態になるとは、もちろん予想すら出来なかった。 今となってはとても参拝は叶わないので、あの日に行けたことをとてもありがたく思う。しかも、その日はちょっとした偶然が重なり、まるでお犬様にご招待を受けたかのように快適な日帰り一人旅を楽しむことができたのだった。 一年が経ってしまったが、忘れがたいあの一日を、手帳に書き残したメモと写真をもとに、ここに残しておこうと思った。 言わずと知れた関東最
先月半ばのこと。ツイッターを眺めていたら、歌人の枡野浩一さんが #在宅短歌 なるお題で投稿を募集しているのを見かけた。 NHKラジオのニュース番組「NHKジャーナル」で枡野さんが「ニュースで短歌」というコーナーで選者を担当していることをその時初めて知った。 なるほど、このたまさかの異常事態を自分なりのアングルで切り取って記憶に留めるのに、短歌に仕立てるのは面白い試みだ。 早速私もいくつか詠んでみたので、ここに記録しておこう。 折角なので、自分で撮った過去の写真から適当に画像も
別にベジタリアンではないけれど、気がつくと野菜ばかり食べている。 お肉や魚も大好きだけど、日々の食卓にのぼる料理の材料比率は圧倒的に野菜偏重。そんな我が家の台所をメインで預かる者として、外出自粛生活で一番心配していたのは生野菜が手に入らなくなることだった。 幸い、今のところ週2回の生協配達と週イチ程度の八百屋さんへの買い出しで十分賄えている。ありがたや。 さて今日は生協の配達日。冷蔵庫に貼っている手書きの全食品在庫リストを更新すべく、すみずみまで眺めていた。すると冷凍食材リ
今日も地味ごはん(笑)。 筑前煮、五目ひじき煮、茎わかめとパプリカのガーリック炒め、ほっけの昆布しょうゆ漬け焼き、新玉ねぎとみょうがのサラダ、昆布とそら豆の煮物、 それから、今日のメインはふわふわのげんこつつみれ汁。 つみれ汁は私のお気に入りの生協食材、「とれとれいわし」(冷凍の鰯のすり身)使って簡単に作ります。 とれとれいわしを解凍し、山芋のすりおろし(これも冷凍)と卵白、あとお酒と生姜のすりおろしを入れてよく混ぜて、つなぎに片栗粉も少し入れて、大きなスプーンで豪快にすく
外出自粛の日々が続いている。 当然のことながら、家族揃って運動不足だ。 ランニングやウォーキングは手っ取り早いが、ちょっと表に出ると明らかに平時以上にランナー人口が増えていて、とてもその仲間に加わろうという気になれない。 かといって、この狭い家の中で何ができるだろう。 焼け石に水とてやらないよりはマシだろうと、子供と一緒にラジオ体操なぞやってはいるが、日々身体がなまっていく気持ち悪さはとても解消されない。 一方で、私は降って湧いた潤沢な在宅時間をありがたく使い、HDDレコー
久しぶりにさつまいものタルトを焼いた。 もう何十回も作ってきた、栗原はるみさんのレシピだ。 さすがに材料も手順もほぼ覚えているので、多分そらでも作れるのだが、やっぱりいつものあの本を引っ張り出してしまう。 なんだか、そうすると安心なのだ。 栗原さんのレシピと出会ったのは、もう25年以上前になる。 結婚するまで実家を出たことがなく、その実家ではごくまれにお菓子を作る以外台所に立つことがほぼなかった私は、夫と暮らし始めるまでほとんど料理の経験がなかった。 一人暮らしで自炊歴の長
4/7に地域限定で発令された緊急事態宣言は、今日になって対象地域が全国に拡大された。この先の見えないまま長引くばかりの外出自粛生活で、在宅勤務や休校・休園で延々と自宅で過ごす家族の食事作りにいい加減うんざりしている人もいるだろう。 何しろ、子ども達が家にずっといる夏休みだって、8月に入る頃にはもう新学期が待ち遠しくなるのに、今は夫まで毎日朝から晩まで家にいるのだ。しかもみんな食べる時間がバラバラで、下手すると作って食べ(させ)て片付けて・・・を一日中繰り返す羽目になる。 で
例年、年頭には人並みに「一年の抱負」的なものを日記に記していた。 でも、今年はそれをしなかった。 たまたま年始にツイッターで猫町倶楽部の山本さんのこんなツイートを見かけたからである。 確かに、今年の目標なんて掲げてしまうと、一年をその達成のために生きることになるし、万一達成できなかったら、それは成果のない無駄な一年だった、ということになりかねない。 そんなはずはない。私はいつだって、人生に無駄なことは何もないはずと信じてきたではないか。 というわけで、早速スマホにごくシンプ