見出し画像

韓国初のノーベル文学賞でお祝いムード

韓国の秋、大好きな季節の訪れです。

さて、韓国は先週から、韓国初のノーベル文学賞受賞のニュースでお祝いムードでした。

発表の翌日、開店前から受賞した作家・ハン ガンさんの『菜食主義者』を買うために書店に長い列ができたり、テレビニュースでも大きく報道され、各新聞の一面トップもこんな感じでした。

ノーベル賞は韓国にとって念願だったこともあり、
今回の受賞は喜びが大きかったようです。

私達夫婦は、何年か前にすでに読んだ作品でした。

イギリスの権威ある文学賞「マンブッカー賞」を受賞した時に、夫が買ってきたので一緒に読んだ作品です。

そして今回のノーベル文学賞!

おめでとうございます!

喜ばしいことだと思いますが、実は実は...
(大きな声では言えませんが)
私たち夫婦にとっては、とてつもなく苦手な分野の小説だったので、静かに処分してしまった…。汗;

好みがあると思いますが、読書体験としては楽しくはない。
どちらかといえば、「しんどい、つらい、苦しい」に近いかと。
(個人的見解です。)

夫は大江健三郎さんの『個人的な体験』にも挫折したそうで、夫婦揃って文学センスに欠けるのかと苦笑。
(自称、読書好き夫婦です😅)

既に日本語で翻訳版が出版されているので、たくさんの方が読まれたみたいですね。

韓国での評価や好みは、大きく、大きく(!!)分かれているようです。
ちなみに私の周りの韓国人の友人やママ友は、圧倒的に「苦手、無理!」派が多いです。

この小説を英語に訳したイギリスのデボラ・スミスさんは、韓国語をたった3年しか学んでいない時点で翻訳に取りかかったという記事を読みました。

この作品を英語に訳すって… 心底尊敬します!

本の表紙デザインがお国ごとに異なるのは、おもしろいですよね。

装丁を見比べるのが私の密かな趣味です。

韓国で私が所持していたバージョンの装丁
これはイギリス版だと思います。
韓国の改訂版
アメリカ版の装丁

嬉しい出来事ではありますが、今回の受賞について、色々と韓国内では雑音や反発の声もあったりして…
うーん、複雑すぎて状況についていくの大変。

そんなニュースに触れ、どっと疲れた話や、
北朝鮮の動きが尋常ではないなぁ~と、一人ヒヤヒヤしている心情など、お疲れモードの気持ちをポッドキャストで語りました。
(今回はVoicy限定です。)

よろしければお耳でお付き合いくださいませ。

ちなみに『菜食主義者』は以前、映画化されたこともありますが、興行成績はボロボロだったそうです。
(小説からかけ離れてしまったのか⁉︎少し気になりますが、今のところ、あまり観る気はしません。)

映画『菜食主義者』のポスター

機会があれば、小説のほうを再び日本語訳で読んでみようかと思います。
日本語の翻訳も気になります。
そして日本語で読んだ時の自分の反応も。

皆さんはこの作品、どう読まれたましたか。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?