永遠の刹那か心次第
何年か前の、よく警察から電話があってママを迎えに行った頃からすると今は、凪にも似た毎日になった。
迎えに行った先で
一時間に一度は携帯見るでしょうと言われ、
固定観念か色眼鏡かその決めつけに意見し見下したような担当者と言い合いになったのも、思い出になっていった。
全てが、
こうするものというタイプの方で
あなたの世界ではそうでしょうね、と思いながら私はそこに居ないから、と言うような事を言った記憶がある。
私は確かに疲れていて、動けなくなるような衝動的な発作みたいな恐怖とは違うけど立ち竦む気がしたこの頃。。
いきいき支援センターの担当の方と久しぶりに話した。ママのケアマネが一年前に退職してたこと、担当の方も病気療養されてたこと、一年が過ぎていた。
人生はあっという間の
永遠の刹那
切り取ってしまえば、その場面は写真みたいな過去になる。
続くと思ってたことが、終わって初めて解るんだと何度も確認したのに、まだ慣れてない。
ママは昨夜22時には寝て、今日はずっと寝ていた。すやすやが心地よく聞こえた。
夕方に起こし、トイレを済ませプロテインと晩御飯も終わった。
カップケーキとコーヒーを出しニコニコ食べてたが突然
テレビ画面の高嶋ちさ子さんに
はーい♪♪
と下手投げ( ；∀；)
飛んで行ったカップケーキは緩やかな放物線をたどり、にゃん太郎の視線を引き寄せたままラグに落ちた。
にゃん太郎の顔も同じようにシンクロして放物線を描いて、その先で止まりまん丸の目になった。
なに今の(;´∀｀)
こういうことが私が子供の頃から起こってる🤣
支援センターの方は、身近な方を亡くされ生前その方に自分の人生を大切に、とかなり言われたらしく自分を愛する自分の時間を確保することが大切と言われた。
反対に会社関係の私の知り合いは、具合の良くない親御さんを残し休まず出勤していて、呆気なく見送った後、私にどうしてもっと休んででも一緒にいてあげなかったんだろう、と言って泣いた。
正確はない。
昨年のレスパイトでママは明らかに、出来なくなったことが増えた。こうしてその内何も出来なくなって回復は見込めず、意思を言うことも拒否もすることなく過ごすのは人生の中の時間なんだろうか。
いや！も言わずにいるママは、それは別の人のような気がする。
施設に入ったら、おそらくママはあっという間に自我を忘れ、食べたい飲みたいすら言わなくなるだろう。
私を忘れたなら、まだいい。
自分の意思を忘れたママを見るのにまだ心が怯える私がいるのを自覚している。
再会が通夜だった父親と同じような場面には耐えられない( ；∀；)だからママはまだ此処に居る。
ところで私のグリーンたち🌱
ホヤは居なかった
もにゃもにゃの花芽、螺旋の幾何学模様
永年勤続（そこまで長くない🤭）で表彰された。
その事をママに言うと、うわ～！！良かったねと拍手してにこにこした。
永遠の刹那、ママは私を拍手して祝った。
カップケーキを投げた。
エケベリアヘラクレスが花芽を伸ばした。
大丈夫、私、幸せでしかない。
選択肢はこの胸にあるから。
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