武器になる哲学|山口 周

噛み砕いて解説してくれているが読む側の理解力も必要、ものすごい語彙力。
著名な哲学者や歴史的背景を知ることができた。例えば
プロテスタントという言葉は、元々は「意義を申し立てる」という意味。
そして、ルターによって口火を切った宗教改革が、資本主義や民主主義の礎となる。
テーマが多岐に渡り、このような知識はまさに「知は力なり」となるだろう。
2023.4.27

◎MEMO
人の行動を本当の意味で変えさせようと思うのであれば、「説得よりは納得、納得よりは共感」
本当の意味で人を説得して行動を変えさせるためには「ロゴス」「エトス」「パトス」
・「ロゴス」とはロジック=論理
・「エトス」とは、エシックス=倫理
・「パトス」とはパッション=情熱
悪事は、思考停止した「凡人」によってなされる
「予告された」報酬は、創造的な問題解決能力を著しく毀損する
なぜソーシャルメディアにハマるのか?それは「予測不可能だから」
フローに入るためには、挑戦レベルとスキルレベルが高い水準でバランスしなければならない
おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう
上司は、自分に対する反対意見を積極的に探せ
無知の知:学びは「もう知ってるから」と思った瞬間に停滞する──ソクラテス
イデア:理想に囚われて現実を軽視していないか?──プラントン
知は力なり──フランシス・ベーコン
ルサンチマン=やっかみ──ニーチェ
仮面=ペルソナ──ユング
本来「労働(labor)というのは人間にとって創造的な活動(work)であるべき──マルクス
人が創造性を発揮してリスクを冒すためには「アメ」も「ムチ」も有効ではなく、そのような挑戦が許される風土が必要だということであり、更にそのような風土の中で人が敢えてリスクを冒すのは「アメ」が欲しいからではなく、「ムチ」が怖いからでもなく、ただ単に「自分がそうしたいから」ということ
「どうもヤバそうだ」と思ったらさっさと逃げろ


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