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【感想】2021年度 気象防災講習会『“自然災害による死者ゼロ”を目指して!(豪雨対応)』

こんばんは、nooooon(@nooooon_met)です。


結構ぎりぎりに申し込んだんですが、

一昨日、気象業務支援センターが実施する『気象防災講習会』を受講しました。


この講習会、これまでの開催頻度は各年度1回だったと思うのですが、今年度はなぜか11月だけでなく2月にも実施してくださることになったので、11月に離島勤務中で受講できなかった自分にとっては幸いでした。Zoomを利用したオンライン講習会だったという点も良かったです。


講習会のテーマは毎年異なるものが設定されていて、今回のテーマは『豪雨の脅威にさらされた住民にいかに自分の命を守ってもらうか!』(※)でした。


講師の方は、(奇しくも先日、関連記事を書いた)『気象防災アドバイザー』の方でした。


徳島県内でご活躍されている様子が報道されていたり、かつ、松江で気象台長を務められていたりと、私のこれまで働いた地域となかなか所縁があるように感じていたので、いつかどこかでお話伺えたらなぁと考えていました。

そういう点でも、今回はいい機会でした。


(有料なこともあり)講習の内容はあんまり書くべきではないかなと思ったので、概要だけ。
おおまかに、講座内容は下記の3本立てでした。
 ・豪雨災害の概要。
 ・ハザードマップ、防災気象情報の着目点。
 ・タイムラインの作成

個人的には、ハザードマップやタイムライン作成に関するお話が興味深かったです。講師の方は、前述の徳島県内での活動経験だけでなく、現在は大阪府豊中市の『とよなか防災アドバイザー』としてもご活躍されているということで、それらの経験等も踏まえた「より住民目線な防災の普及活動」のノウハウをお話しされていて、勉強になりました。


あと、「気象台からのコメント」についても言及されていて、「やっぱり見ている方は見ているんだなぁ・・・」と思ったりしました。


講習時間は3時間半。
「実技無し」・「講師の方からのお話中心」ということで、中だるみしそうな気もしていたのですが、間に休憩が挟まれたことや、講師の方もやはりお話慣れされているような感じではあったので、ちょうどよい長さだったのかなと思います。


講習会の最後にはまとまった質問時間が設けられ、『気象防災アドバイザー推進ネットワーク』に関してのお話もあったので、思い切って2点質問してみました。

Q.気象防災アドバイザーは自治体からニーズがある?
A.ニーズはあるが、現状はアドバイザーが地域によって偏在していて、対応しきれていない。また、自治体としては雇用に係るコスト面でも課題がある。

Q.気象防災アドバイザーに求められる能力は?
A.気象予報士になる過程で、気象に関する基本的な知識は身につけられていると思う。一方で、アドバイザーとしては、それ以外にも防災に係る自治体行政についての理解が必要。また、予報士としての実務的な経験も必要だとは考えている。

なんとなく予想どおりのご回答ではあったものの、一方で、「自分の思い描いていたことは、実情とそれほど相違なさそうだ」ということを確かめられたので、質問してよかったです。
(普段はあんまり積極的に発言とかしない人間なので、ちょっとまとまりのない質問となってしまって、講師や司会進行の方には申し訳なかったですが!・・・優しく回答してくださって、ありがたかった。)


あまり内容のない感想になってしまいましたね。まぁ、総括すると個人的には満足のいく内容の講習会でした。

しかしながら、どうやら講習会の受講者は7名程度だったようで・・・なんだかもったいないなぁと思います。気象業支援センターの講習会、いろいろと開催されているんですが、あんまり知名度が無いのでしょうか。私はこれまでにも受けたことがあるんですが、受講料がそんなに高くない割に、個人的には興味深い内容について取り上げられていて勉強になるんですけどね。



そんな、今日このごろ


※気象業務支援センターHPから引用→http://www.jmbsc.or.jp/jp/seminar/seminar13.html


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