【古性のち 自分史】#2 はじめての集団生活と折り紙 episode2
「幼稚園には泣きながら通っていた」
というエピソードを、たまに登壇するイベントや、友人の前でちらり見せ隠れさせると、大体ぎょっとされる。
最初は何故だろうか、と不思議に思っていたけれど、よく考えてみれば ”幼稚園” という、まだどんな子供もしがらみ無く、無邪気に先生や他のお友達と走り回ったり、キラキラと太陽のように笑っている場所で、そんな、ギャンギャン全力で泣きながら通う子を、確かにあまり見かけたことはなかったかもしれない。
だけれど私にとってこの、初めての集団生活を送る場