【古性のち 自分史】#6 赤面症と王子様
第2章 | 初めましてオンラインゲームの世界(13-18)
- #6 - 赤面症と王子様
小学校を卒業すると、通っていたM小の約1/3が通う公立に進学した。
「もう学校に行きたくない!」と半ベソをかく私に「中学は小学校と全然違う」と何度も説得する親を、頭の先からつま先まで否定していたし、入学式の前日はお腹がこのままブラックホールになってしまうのではと疑いたくなるくらいに不安が渦巻いていた、ギュルギュルと痛んでいた。
だからこそ、そのギャップはものすごかった。初めて中学校の正門をくぐった時、おや随分と様子が違うではないかと気づき、ここならもしかするとやっていけるのかもしれない。とブラックホールに蓋をはめることができたのだ。
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