退院後その後②(過去記憶記事)と今の私の思い
熱性痙攣といえど、とまらなければ入院になります。1泊2日の入院もカウントすると、入院回数は3歳までに22回です。今となっては、因果関係にこだわりすぎても、我が家のケースの場合、原因から対処方法を導き出すのは、なかなか困難だということはわかります。
原因追求からヒントを得られる事を期待し続ける事が足かせとなり、現状が置き去りになってしまうのでは意味がありません。現実逃避せずに、今、起こっていることに、早期に対処する事が、今を変える一番の方法でした。
仮説や予測をたて、現状に沿って、親として責任をもって取り組めることをやる。どのみち打ち手がないならば、失敗してもいい、やってみたい事をやる。そのスタイルでいろんな仮説を立て、検証する事を繰り返してきました。
痙攣をおこしにくい食事、腸内環境、脳トレや身体づくり、自己肯定感、成長発達、子どもへのアプローチや眼差しなど、期待値ゼロから取り組んださまざまな事が蓄積してゆきました。
ほどなくすると、子どもの変化を感じとった方々から、さまざまな感想をいただくようになり、自然と相談を受ける事が多くなりました。西洋医学、東洋医学、分子栄養学、解剖生理学と育児本、療育システムとハウツー、いろんな事を実体験と共に伴奏させてきたことが、誰かの役に立ち、お母さんの笑顔につながる事が心の嬉しくなりました。
悲しく辛く複雑で孤独な思いを感じとれると、自然とホルモンにつき促されるように心が動きました。
かつて私を支えた入院中のお母さんと、同じと言うにはおこがましいかもしれませんが、それにほどなく近い思いで、私にできる何かがあるならば、全力で寄りそってみたいと思っている今があります。