学生の可処分時間と塾の競合他社
みなさんこんにちは。塾長です
現在、静岡県浜松市で学習塾GRITを運営しております。
GRITでは母子家庭の学生の支援も開校当初から行っております。
興味がある方はぜひこちらをお読みいただけると嬉しいです
さて、今日の議題は【学生の可処分時間と塾の競合他社】についてです。
新卒の22歳から塾長として学習塾を運営してきましたが最近の学生の時間の使い方についてまとめてみました。
最後に学習塾はどの企業を相手にしないといけないかについて結論付けています
それではでは、いきましょう
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■学生の可処分時間の使い方
近年、スマホの普及によって学生たちが自分の可処分時間の使い方が一変しました。
可処分時間:自分の判断で「自由」に使える時間。
*可処分時間をキングコングの西野さんが簡単に説明してくださっている動画↓
自分の可処分時間に電子書籍で漫画を読んだり、YouTubeやTikTokなどのSNSに時間の大半を費やす学生が増えてきました。
「最近の若者はテレビ離れが著しい」とワイドショーで議論されていますが、スマホとテレビを比較した時に【興味のない広告が入らないスマホ】が若者に支持されるのは当然の流れです。
そして常に自分に最適化されていくスマホに学生たちはハマっていってしまいます。
YouTubeのおすすめ欄には自分の好きなYouTuberたちの最新動画が並び、TikTokでは常に見ているTikTokerたちの動画で溢れてしまいます。
僕が学生の頃でさえ
「昨日のはねトび見た?」「ブザービートの北川景子超可愛い!」など最新のテレビ番組の話題で教室内は盛り上がっていました。
僕が学生の頃はスマホが普及していなかったのでテレビが主体でしたが
現代の子たちはそれがスマホに変わっただけ
媒体が変わっても本質は同じです。
つまり、学生たちの可処分時間は「視覚」の奪い合いなのです。
そして、手段は何であれ学生の視覚を取ったもの(企業)が利益を独占します。
YouTubeやTikTokがおすすめ欄を最適化するのも学生の可処分時間を「視聴時間」で埋め尽くし、他のエンタメに流れないようにするためであり、
さらに学生は自分の意思だけでスマホから離れることは非常に難しいのも相まってどんどんスマホに飲み込まれてしまいます。
■教育系コンテンツ動画
近年、YouTubeで無料で見れる教育系コンテンツ動画が増えてきました。
これは非常に良い傾向だと僕は思っています。
教育を受けるための環境や経済的な格差がほとんど関係なく、自分の意思でどんどん質の高い授業が受けられる。
本当に素敵な時代になったと思います。
おすすめ教育系YouTuber↓
しかし、これだけ素晴らしい環境が整っているにも関わらず
勉強に前向きになる学生が増えてきません
#あくまで個人的な体感です
いや、正確には増えてないのではなく「勉強を持続できていない」方が正しいかもしれません。
なぜなら、映像授業もまた「視界」を奪うコンテンツだからです
■ 視覚を奪うコンテンツの穴
学校課題に取り組もうと机に向かい、教科書とノートを開いて課題に取り組んでいる学生が「あ、ここの単元の解き方忘れた」という時、
最初に選択肢に上がるのは「教科書を見る」という行為だと思います
しかし、教科書から正しい情報を正確に抜き取ることは簡単ではありません。
ましてや問題を解けるようにするにはハードルがいくつもあります
そこで次の選択肢として挙がるのがスマホを使って同じ単元の解説動画を見る。という行為です
スマホの画面を見ると通知欄には
LINEグループのメッセージや、好きなYouTuberが最新動画を更新した通知など
気になってしまう情報が溜まっています。
その誘惑を振り切ってたどり着いたYouTubeの検索窓。やっとの思いで見たい単元の解説動画を検索窓に入力。
するとたくさんの解説動画が出てきます。
その中でよく見られている動画をクリックし10分ほど解説動画を見ます。
その時、「ピコン」とLINEのメッセージ通知がポップアップで表示
しかも長文メッセージで文章の途中が切れてしまっている。。
なんてことがあると学生は我慢ができません。
さっきまで我慢していたグループLINEや個人LINEのメッセージに一斉に返信し、さらには返信している最中に別で返信したメッセージに対してのリプが...
そして気付いた時には10分、20分と「可処分時間」が奪われていき、課題を終えることができずに就寝
という具合に「映像授業を見る」というのは開くまでに誘惑、開いた途中に誘惑、終わった後に誘惑といった感じで常に気になる情報が溢れてきます。
■ 結論:塾の競合他社はGoogleやNetflix
スマホが普及する前までは学習塾の競合他社はもちろん他の学習塾でした。
しかし現代ではそれだけでく、可処分時間の奪い合いという視点では
GoogleやNetflixのような超巨大企業も相手になります
いかに学習塾が学生の可処分時間に割って入ることができるか
まだまだこのあたりの課題は山積みです
がんばります
- - - - おまけ - - - -
貴重なお時間をいただいてお読みくださり
ありがとうございました!
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僕も全力で前向きに頑張ります!
これからも応援よろしくお願いします!!
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