私の尊敬する先人に、「細井平洲先生」がいます。


この方は、江戸時代の儒学者で、米沢藩の上杉鷹山公の先生でした。
細井平州の教えを守り、米沢藩を立て直したという話が残されています。

平洲先生は実践の人でした。
例えば、水害で村が壊滅的な打撃を受けようとしていたら、平洲先生は率先して村へ出て、村の安全を守ったそうです。

これが、「率先垂範」。
指導者は、まず率先して自分が理想とする行動を行う必要がある。そうすることで、民や部下、子どもたちはその先生の姿から学ぶことができる。

かっこいでしょ?

平洲先生、胸アツなんです。

そして、私が最も気に入っている教えが、「学思行(がくしこう)」です。

意味は、「学んだことや考えたことは、実行してはじめて意味を成す」
つまり、学んだことを実践しなければ、その教えや学びは意味をなさない、ということなんです。

勤勉な人は毎日本を読み、セミナーに出席したり、オンラインプログラムを受けたりしています。

でも、その教わったことを実行しているひとは、少ないのではないでしょうか。

なんでそんなことを言うかというと、私自身もその経験があるからです。

例えば、オンラインプログラムのなかで、
「ではここで、時間をとって今教えたことを実践してみましょう。実践し終わった後、動画の続きを観ましょう。」
と案内されたとします。

でも、実践がめんどくさいので飛ばして、さっさと動画の続きを見はじめてしまったことがありました。

これでは、学びはありません。
教えてもらったことを頭に入れたとしても、実践の伴わない、死んだ知識となっただけです。自己満足だけして、なんのための学びなのか…?

そういうわけで、細井平州先生は「学思行」の大切さを説いてくださいました。

私達教師の立場で考えると、
・子どもに学ばせたことは実践させないと意味がない
・教師自身が学んだことをないがしろにせず、日々の実践の中で学習を反復して実力とする

こういうことが必要というか、大切なんだなって思うわけです。

みなさんも本を読みっぱなし、学びっぱなしになっていませんか?
ノウハウコレクターになるのは簡単です。
結果は勘案しなくていいですから。
知識欲を満たしても、豊かになれませんし実力もつきません。

今学んだことを、まず実践してみてはいかがでしょうか?

「成功できない唯一の理由は、学ぶべき情報を取り入れ、それをただちに実践しないからなんだ。」

ジム・ローン『史上最高のセミナー』p47

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