
子どもに時間を守らせたいなら取り組むべきたった1つのこと
この記事を読むことで…
・子どもたちがより教師を信頼するようになる
・子どもたち時間を守るようになる
・教師として自分の力に自信がつく
という効果が期待できます。誰も教えてくれない教師の常識シリーズと題しまして、その第1回目は、「時間を守る」ことについてシェアします。
短い時間で読めるようになるべく短くわかりやすい記事になるようがんばります!
「時間を守って行動しましょう」と日々言っていませんか?
私はよーく言っていますね。特に、「活動を時間で制限してさせる」ということをしています。
例えば、「今から5分間、漢字練習しましょう。その後ミニテストをします」とやります。
人は「締め切り」がないとモチベーションを上げて行動することができません。
「とりあえず漢字練習しましょう。あとでミニテストをします」と話すのと、どちらが効果的に子どもが学習に取り組むでしょうか。考えるまでもないでしょう。
さて、そんな「時間を区切る」技は授業の中でとっても役に立ちます。子どもは時間を守るために一生懸命活動すると思いますが、では私達教師はいかがでしょうか?
教師は時間を守っていますか?
子どもが時間を守るのは当たり前ですが、教師は時間を守るのは当たり前でしょうか?
多くの先生方は時間をしっかり守って行動していますが…そうではない教師も残念ながらいるのが現実かと思います。
一番多いのは、「会議の時間」と「勤務時間」を守らないこと。
会議の時間は例えば、3時30分から、と決められていたとして、その時間きっかりに始まる職場もあれば、始まらない職場もあります。
これは本当に学校によって違いがあって、私が勤務した学校はたまたま時間をしっかり守る学校が多かったのですが、それでも時間通りに会議が始まらない職場もありました。
30分になっても先生方が職員室に集まらない。始められずにズルズルと時間が過ぎて、「定刻を過ぎていますが会議を始めます。」と始まる。
教師にも事情があって、特に保護者対応や生活指導上の問題は、その場で対応にあたっている場合が多いので、なかなか時間は守れないでしょう。それは私自身も身に覚えがあるし、あって当たり前なので仕方ないのですが…。
先生同士の会議ならば子どもに影響しないかもしれませんが、まずいなぁと思うのは「授業の開始の時間や終了の時間を守らない教師」の存在です。
これは子どもにとって重大な問題で、授業の開始がチャイムと同時に行われないとか、チャイムが鳴っているのに授業が終わらないなどの状態です。
こうなると、子どもの中で時間を守ろうという意識が薄くなります。なぜなら、教師が時間を守らないからです。
1度くらいはあると思います。私も正直あります。
特に授業の開始に間に合わないことはあります。そういうときには、ちゃんと子どもたちに「時間に遅れてごめんなさい」と謝ってから授業を開始します。
子どもは席について待っているのに、教師が来ないのですから。
休み時間の5分間は神聖な時間。授業の45分も神聖な時間
どうしても授業が長引いてしまうことも、仕方ないこともあると思います。そういうときには、タイマーを使ってちゃんと5分間の休み時間を確保するようにしています。それがフェアーってものだし、時間を守るという「自分が大切にしたい軸」を自分でずらすわけにはいきませんから。
教師の価値観において、口だけでなく行動全てに一本の軸が通っている教師。
そういう教師を子どもは信頼します。
教師が守ると子どもも守る。
教師が守らないと子どもも守らない。
とてもシンプルだけど強力な武器です。
率先垂範
私がとても大切にしている信念の一つ、それが「率先垂範」です。
偉そうなことを言いたいわけではないのですが、「子どもに行動の規範を示すなら、まず規範を語る教師自身が率先して行動すべし」というものです。
教師が自ら模範を示し、その後子どもにやらせる。そうすることで子どももやるようになる。とても単純な原理です。
以前紹介した「もくもく掃除」しかり。
まずは教師が率先して取り組むこと。
だから、時間を守ることもまずは先生から行いましょう。「先生が大切にしているから私もやろう」という姿で語る。
他にも、帯時間に何か学校独自の活動を入れている学校って結構ありますよね。多いのが、「読書」だと思います。この読書を全校で行っているとして、その時間に口では「皆さん、全校で読書する時間です。読書をしましょう。」と言っておきながら担任は他のことをしている。
それでは示しがつかないってもんです。
ぜひ、「時間を守る」ことを徹底してみてはいかがでしょうか?
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