イヤイヤ期の本当の意味
〈このnoteは『COTETELabo』掲載記事です〉
皆様、子育てお疲れ様です。
子育ての時期には、それぞれ違った大変さがありますね。
そのなかで、今回は、
【イヤイヤ期】
について、お話ししたいと思います。
この内容を知ることで、イヤイヤ期を、少しでも、楽に過ごすことができるのではないかと考え、投稿することといたしました。
『いやいやー!!』の正体、
実は、、、
赤ちゃんの時期、特に0歳時の時は、大人の力を借りずに自分だけで生きていくことは、できませんよね。
しかし、二歳ぐらいを過ぎると、子どもは、自分の意思を、全身で表現するようになります。
子どもは、
『保護者の考え方と自分の考え方は違う』
ということを、からだ全身を使って、表現し始めるのです。
これがイヤイヤ期といわれる時期となります。
二歳になったとたん始まるわけではなく、小さな意思表示は、赤ちゃんの時から、始まっており、それが、目に見えてあらわれるのが、2歳ぐらいの年齢となります。
言語能力も少しずつ上昇してくることから、言葉と態度の両方で、自己表現する子どももいますし、逆に、言葉で自分の気持ちを伝える表現力が未熟なゆえに、フラストレーションを感じ、それを全身で表現している子どもいます。
そんな状況を目にされたときは、すかさず、『○○ちゃんは、○○がしたかったのね。』と、子どもの気持ちを言葉にしてあげましょう。
言葉を代弁することは、子どもの気持ちを理解する一番大切な、大人の関わりとなります。
イヤイヤ期とは、第一次反抗期のことを指しており、これを名前の通りに、そのまま解釈をしてしまいますと、
「何にでも反抗する時期」
ということになりますが、
実は、そうではなく、
子ども本人の自己表現のひとつ
と、考えていただければよいかと思います。
このイヤイヤ期は、
【自我の目覚め】
といわれており、人間の発達段階においては、とても大切な役割を持ちあわせているのです。
そして、このイヤイヤ期をきっかけに、子ども達は、自立の道を、一歩一歩、歩き始めます。
いやいや期の子ども達は、保護者の方に反発をして、困らせたいのではなく、
自立の入り口に立っている
ということをご認識ください。
そうはいっても、毎日、たいへんですよね。
そこで、どうすれば、少し楽にすごせるのかを考えました。
幼稚園や保育園のクラスでは、2歳時クラスがあるところも多いと思います。
一人か二人の先生で、イヤイヤ期の子ども達をたくさん保育しているわけですよね。
先生や園で、考え方も保育方針も、それぞれ違うため、ここでは、私の考えでお話しをさせていただくと、
子どもが行いそうな行動をあらかじめ想定して行動すると良いのではないかと思います。
例えば、食事のシーンで、イヤイヤ期が発動したときのことを想像してみてください。
皿を投げるかな?
中のごはんを回りに投げるかな?
そもそも、好き嫌いでたべないかな?
など、起こりそうなことを頭の中でシュミレーションすることにより、それに向けた配慮に、気がつくことができます。
○皿を投げるかな
↓
(配慮)プラスチック製の食器にしようか、
吸盤が、皿の下についたものにしようか。
○ごはん投げるかな?
↓
(配慮)椅子の回りに、汚れてはいけないものを避けよう。
シートを敷き詰めようとか。
○そもそも、好き嫌いでたべないかな?
↓
(配慮)嫌いなものを刻んでわからないように混ぜよう、
可愛い型抜きで、興味を引こうかな
などなど、
この限りではなく、たくさんの行動にまつわる配慮がでてきますね。
そして、その配慮は、お子さん、一人一人、違います。
子どもは、それぞれ個性というものがあるため、声かけや対応も
○○のタイプは=○○の対応
と、決定づけが、難しいのです。
自分の子どもの個性を見極めながらも、本当のイヤイヤ期の意味を理解することで、保護者の方の見方を変えてみるということ、 または、前もって子どもの行動パターンを把握し、配慮しておくが、この時期を乗り越えるための鍵になると思います。
イヤイヤ期の子どもさんと、同じラインに立つことなく、少し斜め上辺りから、子どものようすを見つめるように、意識し、
この子は、反発しているのではなく、自分の気持ちを一生懸命、伝えようとしているんだ
と、考えてあげてください。
イヤイヤ期は、発達段階には、なくてはならないもので、とても大切な時期ととらえて接してください。
以上となります。
まとめ
イヤイヤ期発動時に大切なことは
○自分に反発するためにいやいやを発動しているわけではなく、発達段階の一つであることを認識。
○どんな行動をするのかのシュミレーション&それにまつわる対応策を考えておく
○少し斜め上辺りから、子どもを見つめる感覚で取り組む
○子どもの気持ちを、代弁してあげられるような言葉がけを!!
よろしければ、ご参考にされてください。
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