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新年二本目のコンサート🎵
今日1月12日は亀井聖矢くんのコンサート。これは3年かけて3回シリーズでショパンの作品に取り組むというもので、今回は2回目。
1回目の演奏会は時代の異なる3台のピアノ、プレイエール、エラール、スタインウェイでショパンのマズルカやワルツなどを聴いた。もう1年以上前の10月末が1回目だったので、一年以上の時間を経ての2回目。
亀井くんのピアノは去年の夏のリサイタル以来だ。
今回どんなピアノを聴かせてくれるのかとても楽しみにしていた。
2回目の公演は『室内楽』がテーマ。ショパンといえばピアノ曲が圧倒的に多い(作曲したもののほとんどがピアノ曲)。
ピアノ協奏曲は二曲、室内楽はバイオリンとチェロとの三重奏が一曲。チェロとピアノの二重奏は二曲(らしい)。
しかもバイオリンはA線を全く演奏で使わないそうで、ショパン自身に『バイオリンではなくヴィオラの方が良かったかも』などと言わしめた曲だそうだ。
その珍しい⁈ショパンの三重奏曲を気鋭の演奏家とともに後半に聴かせてくれた。
(前半はバラード3番、ポロネーズ5、6、7番)
いつも身体が大きく動き、表情も含めて身体全体を使って表現する亀井聖矢くん。今回は足の動きも少なく椅子から身体が浮くことも少なかったな。非常に柔らかで繊細なピアニッシモから重厚でもあり激しいフォルテシモまで自在に音を操り彼のショパンを聴かせてくれた。
そして亀井聖矢くんはペダリングがものすごく上手い。素人の私が言っても何の説得力もないのだけど、音がとにかく濁らず伸びやかに響いてくる。
アンコールはエチュードの木枯らし。
軽やかに動く右手から繰り出される音がキラキラしていてもうクラクラしてしまった。
そしてさらにバイオリンとチェロとの三人で奏でてくれたのがピアノ協奏曲第一番第二楽章。
オケでしか聴いたことのなかった演奏を三重奏で聴くのは新鮮だった。
音って足せば足すほどいいわけではなく、それぞれの面白さや良さがあるんだなぁ。
3回目はオケとのコンツェルト。
次は7月の公演だけど、今から楽しみ❗️
その前にチケットゲットしなきゃーー。
今回は二日続けてのコンサートだったけど、牛田智大くんも亀井聖矢くんもとても素敵なピアノだった。やっぱり生音で聴くトップレベルの演奏家のピアノっていいものだなぁ。