音読 『感受体のおどり』 第28番
第28番を音読します。
第28番: おどり・中期(練緒・私)
幼くて、素直でひたむきで、まだ何者でもない、初舞台の練緒。
前の第27番の場面での、物理的な存在感を示す練緒とは真逆です。
引用にある「五しきのひもかざり」ほか、衣裳の描写から調べたら、日本舞踊を始めて数年の子どもが踊ることの多いらしい、
羽根の禿(はねのかむろ)
という演目があるのを知りました。
「たびさきの」は「足袋先の」でしょうが、声に出して読むと「旅先の」とアクセントが同じでいいのか? と少し悩みました。同じ意味で「指先の」だとしてもアクセントは同じだし、いいのだと思います。ここは、ほぼひとりごとです。