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音読 『感受体のおどり』 第28番

 第28番を音読します。

 練緒ねりおの初ぶたいのふりそでには,五しきのひもかざりがゆれていた. (以下は略)

単行本『感受体のおどり』036ページより

第28番: おどり・中期(練緒ねりお・私)

 幼くて、素直でひたむきで、まだ何者でもない、初舞台の練緒。
前の第27番の場面での、物理的な存在感を示す練緒とは真逆です。

 引用にある「五しきのひもかざり」ほか、衣裳の描写から調べたら、日本舞踊を始めて数年の子どもが踊ることの多いらしい、
  羽根の禿(はねのかむろ)
という演目があるのを知りました。


 

たびさきの,足くびの,あるかないかに,

本文より

「たびさきの」は「足袋先の」でしょうが、声に出して読むと「旅先の」とアクセントが同じでいいのか? と少し悩みました。同じ意味で「指先の」だとしてもアクセントは同じだし、いいのだと思います。ここは、ほぼひとりごとです。



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