【サクちゃん聞いて1回目】全然ダメダメのぐちゃぐちゃだった。
声を大にしてみんなに自慢したい。
実は私、あの桜林直子さんの雑談企画「サクちゃん聞いて」に当選しております!!!
パフパフ~!!どんどん!!!ヒューヒュー!!
桜林直子さんといえば、
名著『世界は夢組と叶え組でできている』の著者、
最高のpodcast番組『となりの雑談』であのジェーン・スーさんと対等に語り合うパーソナリティ。
これまで一度も何かにハマったことのない私が初めて推しを明言している素敵な方。
となりの雑談を布教が如く友人に勧めまくり、借りるスタンスの私が迷わず書籍を購入し、サクちゃんの出演情報を追っかけ、実母を召喚して娘たちを託してまで夜のイベントに足を運び、著書にもらったサインを眺めてニマニマしている。
どこが好きって全部なんですけど(重い)、私が特に好きなのはサクちゃんのリアクションやちょっとした言葉選び。
顔をくしゃっとして大きく口を開けて笑う様子、~じゃねーよ、みたいな表現が乱暴に聞こえないところ、モノの例えはいつも秀逸かつ言い得て妙だし、声色も可愛らしくて好き。
ちょっと真似させていただいてたりもする。
そんなサクちゃんと90分×5回も話せるチャンスが舞い降りてきた。
昨年末、ランチ会後の新宿伊勢丹の食品フロアでメールを受け取った瞬間を私は忘れない。
記念すべき第1回目が次女の誕生日だったというのも、なんかこう、勝手に運命とかそういうのに結びつけたくはなるよね。
サクちゃんとの雑談は5回通してのテーマを決めてもいいし、毎回テーマを設けてもいいし、それを相談してもいいし、手ぶらでもいい、つまり自由ってこと。
とはいえサクちゃんと話せる貴重な機会に本当にただの雑談で終わらせるなんてもったいなさすぎる。
まずは自己紹介して、どうしてサクちゃんを知ったかとか好きな理由とか伝えて、それからそうだ、私の2025年の向き合うプロジェクトの壁打ちとかしてもらおう。よしよし。
そう思って臨んだZoom。
パッと画面にサクちゃんが現れたとき、うわー!!お綺麗ー!!って思ったね。リアルイベントでもお顔拝見してるから知ってるはずなのに、Zoom映えもするんだ、すごいな。
ワーワー!お願いしますう、とひとしきり伝えたあと「えっと、じゃあ、まず自己紹介からしていいですか?」と申し出る私にさっそくあの笑顔を見せて「ええ!なにそれー!要らないよ~!!」と返された。
え、要らないのか、自己紹介。
最近、初めましての方とのランチでは自己紹介を提案している。
自己紹介って「質問を待たずしてできる自己開示」だと思っていて、例えば趣味とか好きなこととか、自分が話したいことだけをピックアップできるっていいよね、って。
でも確かに、サクちゃんとは友達になるわけじゃないんだ。切ないけど。
だからお互いの情報をたくさん知ってる必要はないんだ。
そうか、なるほど。
だから結局私は名乗らなかったし、サクちゃんも私のことを呼ぶことはなかった。
個人情報を聞かない、ということは予想はしていたけど、名前すら聞かないし呼ばないっていうのはちょっとびっくり。きっとこれも意識されてることなんだろうな。
えっと、じゃあ、えっとえっと。
ちょっと予定が狂ってしまった。
どうしよう。
サクちゃんにいくつか質問されながら答えながら、話の流れで、2025年は自分と向き合いたくて、と言うとすかさず一言。
「どうして向き合いたいの?」
あれ?
どうしてなんだっけ?あれ?あれあれあれあれあれあれ????
みんながなるほどね、へえ、と次に進めてくれるとこを立ち止まると思ってなかった。し、もちろん考えてもこなかった。
急にとんでもなく焦り出す。
ぐるぐるぐるぐる。
こんなはずじゃない。こんなはずじゃないのよ。
まだまだ全然足りない自覚はあるけれど、毎月それぞれ何時間も思考について語り合う素敵な友人だっている。
話せる。
私は「話せる側の人間」だと思いこんでた。
サクちゃんと実りある雑談が繰り広げられるつもりだった。
それを認めたくない気持ちがぶわっと湧き上がって空回りしだす。
子育てが終わったときに自由時間に困りそうとか自分で仕事をしたいかもとかそもそも無趣味でとかでも別に人生はそれなりに順調でとか今はそれなりに楽しくてとか、
思いつくままに言葉を繋ぎはしたけれど、本当に悲惨だった。
違う違うそんなんじゃない、そんなこと思ったこともないよ、っていう言葉ばかりが口から勝手に出ていく。
臨床心理学者の東畑開人さんが書いてた「話があっちこっちに行く人は、心がばらばらなんだなって思う」という一説が急に頭をよぎる。
やばい、心がバラバラな人だって思われてる。
というか実際バラバラしている。
話が取っ散らかってるし真意でもないのに、と思うのに止められない。
違うんです、私、もっとちゃんと考えてます。
サクちゃんと話してたら初めてその言葉が自分のなかから出てきた!すごーい!っていうのだったらよかったんだけど、「全然考えたこともないし、でもそれを考えたことないですって言うのが恥ずかしくて、それっぽく見えそうな言葉をツギハギ並べてみた」という感じに近い。
ダサすぎる。
とてつもなくダサい。
なんかもう、情けなくて。
同時にこんな未熟な姿勢で臨んでしまった申し訳なさ。
ともかく全然納得いってない。
『となりの雑談』を3回聞いてようやく分かったような分からないようなと思っている私が、サクちゃんと対等に話せるはずなんてなかったんだ。
変なプライドを持って臨むべきではなかったんだ。
身の程をわきまえるというか、雑談を楽しむ=自分ができるところを大好きなサクちゃんに見てほしい、と思っていたのが根本的にミスってたな。
反省だらけの第1回。
でも、そんなことも含めて気づきはとても多かった。
今日の気づき&気づかされ。
私の備忘を兼ねた取り急ぎの雑記。
それぞれ思うところがありすぎるので個別に記事化するものもあるよ。
・わかんないを素直に認めろ。バレてんぞ。
・「サクちゃん聞いて」でも聴くスタンスは崩すな。
・どうして私は向き合いたいんだっけ?
・趣味や好きに価値を求めたらダメよ!!
・2回目のランチに行けるかどうかは相手が決めるものだと思ってるの?
・全然知らない人からもらった印象やイメージを大事にしちゃダメだよ。
・効率重視!
・自分が何かしたわけでもないのに嫌ってくる人を気にする必要ないよ。
・課題図書「分人思考」。誰と一緒にいるときの自分が好きかを考えよう。
次回の2回目まで1カ月弱。
恥ずかしいほど無残な姿ではあったけれど、ぐちゃっと搔き乱してもらえた90分。
自分の至らなさをこれだけ思い知らされる対話を私は知ってる。
ここから数日ぐるぐるしそうです。
すごいぜサクちゃん。