新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』の良かったさを言語化したいのだが。
好きな芸能人や脚本家さんがいないので、ドラマや映画はだいたい話題になってから観る。
新春スペシャルドラマの『スロウトレイン』がどうやら良かったらしいじゃん。
松たか子と星野源と野木亜紀子。
ああ、そりゃあ間違いないな。
と、『海に眠るダイヤモンド』のNetflix配信を待ち望んでいる私が思った。
そうだ、野木亜紀子さん。
野木さんの作品は今度からチェックしなければね、と心にメモする。
1人ランチを頬張るついでに観ていたら止まらなくて、エンドロールを見ながらボタンを押して最初に戻した。
つまり、立て続けに2回視聴したのだ。
それくらい良かった。
そもそも2回観ようと思ったドラマなんてこれまであったかな。
(お、再放送やってるじゃーん、で逃げ恥見始めて止まらなくなったことはある。)
ええ、なんか、めちゃ良かったな。
の答えを探しに2回目観に行ったはずなんだけど、結局それがこうだ!ここが一番の見どころだ!というところは見つからなかった。
まず、誰も悪者がいないのが本当に良かった。
ほんわかハートフルではない、でも心はほっこり温かくなる。
結婚やジェンダーのトピックもあるけど、問題提起をするわけではない。
どの人の状況も経験したことはないはずなのに、なんだかどれも「わかる」って感じる。
そう、分かる、って感じる。
だからきっと多くの人の心にじんわりきたんじゃないかな。
ああ、こんな程度です。
情けない。
私の視聴力と言語化能力では今のところスロウトレインを語りきれない。
同じようにスロウトレインがよかったとストーリーズに流している友人に急いで返信する!分かる!!ね!良かったよね!!私は2回観たよ!と。
「なんだろーよかったよねぇ 韓国行きてぇ」
そう。そんな感想で十分だよね。
なんだったんだろう、良かったよね。
そして韓国行きたー。
とりあえず観ておくれ。
ここからはスロウトレインでああいいなあって思った雑記まとめ。
※ネタバレ若干含みます!!
寂しさについて考えている。
自分はどういうときに寂しいって思うんだろう?というハコちゃんの自問に重ねる。
寂しいか~。ここ数年あまり思ったことのない感情だな。
「僕に新しい物語を見せてください。」
ここの伏線具合よかったよね。
初見では百目鬼がハコちゃんに恋愛感情あるのでは?の匂わせも残しつつ、作家である僕に面白いネタをちょうだいよって言ってる感じに思ってたけど、
これって、僕とうーちゃんの新しい物語を始めさせてくれよってこと?だよね?そうともとれるよね??く~!!百目鬼~!!
「あなた一人じゃないから言えるんですよ。一人で生きていけるって。」
いやこれ深すぎ問題。
ここの男性のセリフ全体的によかった。
そうか、私が寂しさを感じていないのは、ありがたいことに一人じゃないからだ。
そして一人でも生きていけるって、確かに思える。考えはしないけど。
「苦労しなさい。サボらないで。」
ここもよかった。
松さんみたいな感じで言うとすごくいい。
苦労しなさいなんてこの時代言わないし言えないよね。
そうだよ、ちゃんと苦労して交わっていかないと。
盆石
絶対みんな盆石が近くで習えないか調べたよね?
あんな繊細で高尚で準備と片付けが大変そうな趣味ある?
カルチャーセンターとかで1回体験してみたいと思いましたね。
ちらし寿司
食べたくなった。
あとローストビーフとミートローフも。
そういえば我が家ではちらし寿司出たことない。
あんまりイメージがついてないけど、今年作ってみようかな。
簡単だったら我が家のお祝いごとのラインナップにもしてみたい。
池谷のぶえさん、たまらん。
松さんとのかけあいが好きすぎる。
あの勢いとグイグイな感じがあっても古さやいやらしさ、嫌な感じがしないのって池谷さんが演じてるからこそな気はする。
ああいうミドルミセスになりたいものだは。
すごい考えさせられた~とかタメになった~とかは無いけど、
観て後悔する人はいないと思う。
是非。