平日休みの日は、自分の思いのままに時間を使える日。
久しぶりの平日休み。
基本的に土日休みの仕事なのだが、月に1回程度、土曜日に出勤することがある。
土曜日に出勤すると、その代わりとして平日に休みがもらえる。
今日がその日だった。
”平日の休み”のいいところ。
それは、日中子どもたちは学校に行ってしまうので、自分の好き勝手に、思いのままに時間を使えるところ。
平日休みが近づくと、いつも「何をしようか」といろいろな妄想を膨らます。
1人で過ごす時間が大好きな私は、1人の時に勝手気ままにやりたいことがたくさんありすぎて、いつもどれを選ぶかで悩んでしまう。
自転車に乗って遠くにいくのもいいな。
公園で自然に触れてぼーっとするのもいいな。
ふらっと初詣もいいな。
子ども達の登校から下校までの7時間が自由時間。
下の娘も小学校に行くようになって、送り迎えがなくなった分、使える時間が増えた。
でも、1人で過ごせるのは月に1度程度なのだから、貴重なのには変わりない。
まずは、普段の平日ならできない子ども達のお見送りから。
今日も、1人ずつ丁寧に見送る。
子ども達を送り出した後、今日は、日のあたる南に面した部屋でDVDを見ることにした。
普段は、南に窓がある部屋にテレビが置いてあるため、一番よく日が当たるところは子ども達に占拠されている。
しかし、1人きりの今日は、お日様ひとりじめ。
ぬくぬくしながら、今日のためにレンタルしてきたDVD「オペラ座の怪人」を見る。
字幕で見るのも自由。
見終わった後は、スマホでひたすら気になったことを調べる。
”登場人物の年齢設定”やら、”どうしてここでこのセリフを言ったのだろう?”等、気になった部分はガンガン調べつくす。
そして、いろんな方の考察を読み漁りながら、あのシーンには、そういう意味があったのか。と思いをはせる。
調べながら眠くなってきたら、お日様のもとでうとうと昼寝。
なんて至福の時間なんだろう。
お昼ご飯はお腹がすいたら適当に作る。
「オペラ座の怪人」のサウンドトラックを、近所に迷惑にならない程度の音量で聴きながら。
自由気ままに過ごしていたら、送り出してから7時間もあったはずなのに、あっという間に子ども達が帰ってくる時間になっていた。
子どもが帰ってくる軽やかな足音がする。
今日は、いつもよりも優しく迎えられそうだ。