アメリカ 雪降りました
アメリカ東部ペンシルベニア州に住んでいます。ニューヨーク州の下に位置する州で、冬は寒い地域です。
写真は今朝、1月7日7時の時点です。温度計の下の小さな数字が摂氏なので、今朝は−4度でした。きっと外は凍っています。
雪はクリスマス前に一度降ったものの、すぐに解けて今回は2回目の積雪。一昨日の夜から少しずつ降り始めた雪は12センチほどですが、道路はきれいに除雪されて全く問題ない状態です。
それが、昨日は勤務先の学校が休校になり、今日は数時間遅れではじまります。時間ができたので、じゃあ例の件を職場のオフィスに電話をしようかなと思ったら、オフィスも始業時間変更になっていました。あり得ないゆとり...
きっと日本では、10センチ程度の雪なら休校も会社の始業時間変更もない。北陸の金沢出身のわたしは日本にいたころ、どんなに雪が降っても出勤でした。日本じゃ当たり前ですよね。前日から車の雪かきをしておき、さらに朝また除雪し、とりあえずは運転を試みる。こりゃダメだと思えば公共交通機関に変えて出勤しました。
公共交通機関もごった返しで、駅に行ったら電車は不通、1時間ほど雪道をザクザクいわせながら歩く。バス停に行ってバスを待つけど来ない。やっと来たと思えば満杯で乗車できない。バスに乗っても通勤ラッシュの山手線のイメージでカバンが手から離れても落ちない。4時間遅れて出勤するなんてことはザラでした。
それが今回移住して、アメリカでは安全のために休校や始業時間変更があることにいい意味で驚きました。当日朝に決まる場合もあれば、計画的に明日は休校などもあります。
さらにいいなと思ったのは、学校の年間スケジュールに「Weather Make-Up Day」という日が数日設定されていて休校になった日をその日で補うのです。振替日なので休校になった日がなければ「Weather Make-Up Day」は教師も生徒もお休みです。
学校に通ったのが、はるか昔のわたしは日本にそういったシステムがあるのかはわかりませんが、天候による休校の振替日は雪が降る地域ではとてもいい仕組みです。ただ、共働きのご両親にはちょいと厄介かもしれませんね。
しかし、さすが合理的な国、アメリカです。
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「もううんざり...」
雪国出身者なら一度は思ったことがあるだろうこの内なる叫び。たまたま好きになった人が、これまた寒い地域の人で冬の厳しいペンシルベニアに移住してしまったわけでですが、もうあきらめました。毎年なんとか工夫して冬を乗り越えます。
この冬の季節、わたしは目に映る風景を無視して、脳内に映るこれまでに行った数々のトロピカルな島の風景を頭のなかで徘徊します。妄想ってやつです。
澄み切った青い海、雲ひとつない青い空、揺れるヤシの木、パイナップルジュースを飲みながら、ビーチパラソルの下で読書や昼寝をする...あぁ
ですが、見ている景色はこれです。
おわり