大磯散歩(6)明治記念大磯邸園(旧大隈重信別邸・旧古河別邸)
大隈重信は明治30年に大磯に別荘を購入したのち改修し、避寒、避暑地として利用しました。
明治34年に古河家に譲渡され、増改築されました。
明治期の別荘建築として貴重な建物です。
令和2年8月に大磯町指定有形文化財に指定されました。
大隈重信は憲政党を結成し、第8代と17代の内閣総理大臣に就任し、日本初の政党内閣を組織しました。
また、東京専門学校(現早稲田大学)を創設しました。
庭は家から、なだらかに下り、海岸につながっていました。
今は松林が成長して、大きくなり、海は見えませんが、当時は相模湾まで見えたのでしょう。
五右衛門風呂
大隈重信は風呂好きで知られていました。この風呂は、邸宅の南20m下ったあたりにあった浴槽跡から、掘り出された五右衛門風呂です。
明治記念大磯邸園は未公開エリアがまだ沢山あります。
伊藤博文邸跡・李王家別邸「滄浪閣」や西園寺公望別邸跡・旧池田成彬邸などこれからの公開が期待されます。
つづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?