【読書】「自分のため」に生きる
お疲れ様です。『74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろってる』を読みました。
著者のミツコさんは、牧師の家庭に生まれ、自らも牧師として活動していらっしゃる方です。
牧師やクリスチャンにはあまり馴染みがなかったので、自分の知らない世界で面白かったです。色々な生活や在り方があるのだなと思いました。
この本でなるほどと思ったことがあったので紹介します。
自分勝手に生きるということではありません。
人に何かをしてあげたときに人のためだと思うと、相手に見返りを求めてしまいがちです。
でもそれは、「自分のためにやっている」と思えばよいのです。
誰かのためにすることは、自分がやりたかったからしている。
別に特段これといって人に何かしていることはない、という人もいるかもしれません。
ですが、人間生活をしていく上で人との関わりは避けては通れないものであり、どこかで接点があると思います。
私の場合は、相手に知らないうちに期待をしてしまっていてそれで勝手に傷つく自分が馬鹿なんだと思っていました。
だから、人に期待しないようにしようと自分に言い聞かせていました。
ですが、今回の「自分のため」にする、という言葉がしっくりと来ました。
相手が喜んでほしいから、相手に嫌われたくないからする、と考えるのは自分のためではありません。
相手の感情や反応を予測できるなんて考えるのは図々しいです。
自分を軸にして行動していれば、その周りで何が起きていても自分は自分として自立して生きているので関与されることはありません。
もしも相手に何か与える場合でも、自分がしたいからしているだけ、というスタンスでいることです。
美味しい手料理を食べて喜んでほしい、では相手に喜んでほしいという勝手な相手への希望が入ってしまっています。
そうではなく、私が料理を作りたいから作る、私が食べるのはあなたと一緒がいいからここで食べる、そうやって自分中心に生きるくらいが良いのだと思います。
他人に対してこうしてくれるはずだと図々しいのはどうかと思いますが、自分に図々しいのは何も問題もありません。
それに今までの見てきた人たちのことを思い浮かべてみても、自分のやりたいことをやっている人は楽しそうで、彼らがクヨクヨ考えたり後ろ向きになっているところはあまり見たことがありません。
つまりそういうことです。
そうやって楽しそうにしている人と一緒にいると、自分まで楽しくなれるんじゃないかとそんな気がしてきます。
自分が楽しくしているだけで、その周りにいる人たちも笑顔になれるってなんて素敵な仕組みだろうと思います。
自分を大切に、1番に考えることができるからこそ、人生が楽しくなるんだろうなと思いました。
後ろ向きになったり立ち止まってしまうこともあるかもしれないけれど、その度に進路を調整して、前向きに歩んでいけたらいいなと思います。
ここまで読んで下さりありがとうございました。寒くなってきたのでお体には気をつけてお過ごし下さい。では、また。
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