人口の波とまちづくり組織の活性化の話
先日、まちづくり関係のお友達と話していて、おやじの会の話になった。おやじの会は東京では1986年に設立されたという組織だ。
1986年とは、1947年生まれの団塊世代が39歳と元気と体力があまりまくっているタイミングだ。1971年生まれの団塊ジュニアが15歳、ちょうど中学生になったころだ。よく聞くように、おやじの会は小学校でPTAをやっていたおやじたちが、子どもが中学に上がったあとも、地域で活動したいと考えて自主的に結成したというストーリーに合致する。
おやじの会はその後、2004年に警察が動いて全国ネットワーク「おやじ日本」が結成され、全国的に再興していく。後、2009年にNPO法人化もしている。2004年といえば、1971年生まれの団塊ジュニア世代が33歳、2009年だと38歳である。おそらくは団塊ジュニア世代が人の親になり始めたタイミングだ。ちなみに京都では2023年におやじの会連絡会が設立20周年を迎えたというので、波としては2003年ごろに大きな波があったものと思われる。
ちなみに2004年の団塊世代は57歳。定年を迎えようかというタイミングで、孫がおそらくは小学生で、中学生に入るか入らないか、くらい。まだまだ体力もあるし、仕事も落ち着いていただろう。もっとも「おやじたち」の人口ボリュームが分厚かった時代だった。
ところで、以前も書いた話だが、1995年のボランティア元年というのは、1947年生まれの団塊世代が48歳、子供のジュニアが24歳のタイミングである。団塊世代は脂がしっかり乗り切っていて、そこへきて子供が社会人になるとか、大学生なるとかいうかたちで独立することで、子育ての手が離れるタイミングと重なっていた。
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