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読むまちづくり

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まちづくり絡みの話をまとめています。随時更新。
まちづくり絡みの記事をまとめたマガジン「読むまちづくり」。 月額課金ではなく、買い切りです。なので…
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#日記

レンタル地蔵に宿るゴーストの話

「レンタル地蔵」に見る地蔵の代替不可能性以前、「レンタル地蔵」という商売があると教えてもらったことがある。地蔵盆をしたいけれど、地域にお地蔵さんがない場合、よそからお地蔵さんを借りてくるというのだ。面白い話だと思った。 ある物事について、具体から抽象へ置き換えて考えるトレーニングを受ける機会は私の場合、多い。学問でも行政でも、個別具体の話への傾倒は望ましくないとされる領域だ。 そういう場所に長く身をおいてきたせいか、「地蔵がないなら、似たような機能を担う別の何かで置き換

あけおめ2025〜体力の限界と個性化の話

あけおめ2025新年明けました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 影の同盟と飛天御剣流に教わりたいのは休養術

「なんであの人は、こんなこともできないんだろう?」問題

「なんであの人は、こんなこともできないんだろう?」先日、カフェで隣に座っていた、人の良さそうな人の会話が耳に入ってきた。 「なんであの人は、こんなこともできないんだろう?」 面白い発言だなと思った。 「なんであの人は、こんなこともできないんだろう?」というところの「こんなこと」こそが、その人の才能人には得手不得手というものがある。ある人が得意なことが別の人は苦手だったりするし、その逆もある。そう聞くと「そりゃそうだろう」と思うかもしれないが、じゃ自分は何が得意で、何が苦

トラブルをトラベルに変える〜あるいは秋の雨が冷たいから説

昔、私の先生の先生である延藤安弘氏が、「トラブルをトラベルに変える」みたいなトンチを言っていたのを思い出す。

新著『まちづくりにおける「対話型市民参加」政策の見た夢と到達点 京都市2010年代の「カフェ型事業」の経験から』予約開始のお知らせ

この度、東信堂さんから本を出していただけることになりましたよ、というお知らせです。

橘玲「テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想」読みました

橘玲「テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想」読みました。面白かったです。

「PUBLIC HACK: 私的に自由にまちを使う」を読みました

「PUBLIC HACK: 私的に自由にまちを使う」読みました。今まさに読みたい内容でした。面白かったです。 常々、「こんだけ豊かになった社会では、これからは、まちづくりではなく、まちつかいの方が必要だ」といってきたけど、それをパブリックハックという概念で説明されている。 ただ、この観念をわざわざ言わないといけない状況に私たちの社会はあって、本書はそのことに対する問題提起でもある。 例えば、法的には何の問題もない行為でも、それに対する不安を抱えた人々からの通報があれば警

今週のnoteのアクセスランキング

今週のnoteのアクセスランキング。 ※今回から先週分の「ランキング」は抜いていく。 1位 よく企画書を書くときに聞かれる「目的」と「目標」と「狙い」の違いとはなにか? https://note.com/nonnnomodel/n/n1fd87ffef111 いつものやつ。 2位 「弱い人ほど群れる」というけど、実際は「弱い人ほど群れられない」と思うって話。 https://note.com/nonnnomodel/n/n4146ad775b7c これもいつも人気。 3

今週のnoteのアクセス数ランキング

◯1位 この記事ずーっと人気。ちなみに講演でもリクエストが続いている。よほどみんな目的と目標の違いってなんなんやろと悩んでいるんだろう。 ◯2位 まちづくりにおける様々な「成果」も人口ボーナスの賜物だったのではないか。という話。日本はこれから確実に人口が減る。それを踏まえた作戦がいる。 ◯3位 昨年の私のまちづくり研究の発見の一つが「地縁」「志縁」に続く第三の縁としての「気縁」の存在を示唆できたことだと自負している。 ◯4位。 なんで急に上がってきた。 日本の地

プラットフォームの治安悪化とエクソダスの話

2000件の未読通知 大学院の友達が、メールを2000件くらい溜めていた。なのでスマホのメールアプリの右肩にある赤い丸の中に、2000とか数字が書いているのだ。 なんで?と聞くと、「迷惑メールが多いから放置している」というのだ。 電子メールは便利だ。一斉にたくさんの人に送ることができる。便利なんだけど、その便利さが悪用されて、安易な広告や詐欺のメールが跋扈するようになってしまった。いうなれば、メールサービスというプラットフォームの治安が悪化してしまったのだ。 無論、そ

チラ裏化、誤配と消化不良、SNSのタイムライン問題、オーバーギフティング、信仰あるいは気分について

自分の書くものの「チラ裏」化の進行なんだか久しぶりにまとまった文章を書いている。最近、文章を書いてもネットに公開しないことが増えた。本当の意味での「チラ裏」化してきている。かつては、もっと早く、もっと広く見てもらわなきゃ、みたいな妙な焦りみたいなものがあったし、もっといえば、「せっかく考えたことだから多くの人に知らせる方が親切だろう」と思っていた。だが、そういう感覚が薄れてきて、わざわざ人に見せなくてもいいな、と思うようになってきた。これは結構新鮮なことだ。

2023年の振り返り

私は予定をグーグルカレンダーで管理しているが、事後的に事実ベースに修正する。足跡はカレンダーに可能な限りすべて残すようにしている。 カレンダーを振り返って概観すると、2023年は、前半期に無理をしたことで中盤に体を壊したが、やるべきこととやってはいけないことの線引きが見えた一年だった気がする。 1月 十三騎兵防衛圏コンサートに行くついでに東京ツアー。 映画「スラムダンク」を見に行った。 大雪で腰を打ち、2週間ほど難儀する。初めて整形外科に行く。 飲み会や夜の仕事が続

頑固な高齢者/アンラーニングとドンラーニング/コミュニケーションの共創性、あるいは二次創作性

「頑固な男性高齢者」とは? まちづくり活動に関わっていると、高齢者の居場所づくりをしましょう、みたいな話にしばしば出会う。 で、この話題が進んでいくと、結構な確率で「男性の高齢者が居場所に出てこない」という話になる。 こういった場に関わる女性に話を聞くと、「男の人は頑固だからつながりたがらないのだ」というストーリーが語られることが割とある。 ここで問題になっている「つながりを避ける頑固な人」というのは、なぜつながりを避けるのだろうか。

「魂」と「魔法」の話

オカルトの話をしたいわけではないが、「魔法」と「魂」という言葉を使いたい「オカルトとかスピリチュアルの話をしたいわけではない」という前置きからいきなり始めるのだが、こんな話をする。 最近「魔法」と「魂」という言葉を考えている。 前置きした通り、オカルトの話をしたいわけではない。ここでいう「魔法」とは、「観察者がメカニズムをわからない影響力」のこと、「魂」とは「本人もうまく説明できない突き動かされるような行動の原因」のことをそう呼んでいる。 魔法とは「観察者がメカニズム