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メモ用詩『詩人遥かなり』

詩人遥かなり
言葉は万里をかけ
風に乗り
悠久の時のなかに
歌い継がれ
朝な夕な
朗々と
大地へ響く
あゝ詩とは
つねに生活
つねに私たちの
傍らにあったのだ
詩人よ
声を高らかに
人の営みのなか
焚き火を囲む
人の輪に
思いを馳せ
歌うのだ
心の拠り所になる詩を