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メモ用詩『グラスがいっぱいになるまで』

去りてのち残る
雪深き道の
足跡や
わが軌跡は
続いていく
人の世に
生まれし身を
ときに恨みて
なお生きる
苦しみ
足掻き
なお生きて
今生を全うする
詩を書くのは
命をつなぐため
わが筆の折れるまで
ただひたすらに
わが心につもる言葉
溶けぬうちに
書き留め
水滴を
グラスに溜める