先日、友人と大阪市内のカフェで会う約束をしていたので、枚方から電車を乗り継いで大阪駅に向かいました。ご存知の方も多いと思いますが駅に到着するとやしきたかじん氏の「やっぱ好きやねん」のメロディーが流れます。毎回声には出しませんが、心の中で口ずさんでいます。大好きな曲の1つです。
自分は子供の頃からたかじんのことがとても好きでした。「たかじんの胸いっぱい」や「たかじんのバー」など面白い番組が数々ありますが、その中でも特に私は「たかじんのそこまで言って委員会」に特別な思い入れがあります。
大学生の頃、毎週日曜日の午後になると、よく父親とこの番組を見て政治や経済について、あれやこれやと話し合い、番組を見終わったら一緒に酒を飲んでいたのが懐かしいです。
とまぁ、学生の頃からずっとたかじんのことは好きだったのですが、東京に移り住んだときにより好きになりました。
大学を卒業してすぐに、私は中学校の教員として地元で働き始めました。教員時代は、上司や同僚に恵まれていて、新人だったのでいっぱい失敗もしましたが、週末になると飲みに誘ってくれる仲間がいて、そこで熱い思いを話し合い、素晴らしい日々を過ごしていました。
しかし、4年目を過ぎた頃、もっと新しいチャレンジをしたいと思い退職しました。
公務員を辞めるというのは、なかなか大きな決断で何度も悩みました。
退職届けを校長に渡そうと思って、踏みとどまり胸ポケットにしまったまま、家に帰宅したこともあります。
でも、いざ辞めてみると、羽が生えてくるというか、何でも出来るような気持ちになりました。
そして、せっかくチャレンジするのだから、少しでもチャンスが多い街で働こうと思い、東京で転職活動をしました。
ほどなくして、東京で採用してもらい大阪から移り住むことになりました。もちろん一人暮らしです。
当時は、東京に友達は1人もいませんでした。給料は年収300万円強になり、教員の時と比較するとほぼ半減しました。
新しい仕事は、新鮮で毎日楽しかったのですが、何せ生活が苦しいし、休みの日に会える人がいないのでとても寂しかったです。
暇と寂しさを埋めるために、当時は休みがあればしょっちゅう1人でカラオケに行ってました。
近くのカラオケ店が飲食持ち込みオッケーだったので、お酒を買い込み1人で酔っ払いながら熱唱していました。笑
最初はテンションが上がるようなイケイケの曲を歌うのですが、少しずつお酒が回ってくると、だんだん地元の大阪が恋しくなってきます。
そんな時に、大阪に関連する曲をメドレーで歌っていました。
大体まずは、DREAMS COME TRUEの「大阪LOVER」から始まります。好きだけど、好きなのに好きなんだあいやいやーと1人で言うてました。
そして、次はBORO「大阪で生まれた女」
この2曲は鉄板で歌っていました。
そして、何曲か歌って後に最後の締めは、やはりあの人。
そう、たかじん氏。
私が必ず歌うのは彼が最後にリリースした曲でもある「その時の空」です。
大阪の街を明るくする活動団体「OSAKAあかるクラブ」のテーマソングになっています。
この歌はめちゃくちゃいい歌なので、歌詞を下記に印をします。
この曲を歌い終わると、毎回涙が止まらなくなり、大阪が恋しいと1人でつぶやいていました。
私は地元から社会を明るくしたいと思って活動していますが、その思いは地元離れた経験があるからこそ強く思えるのかもしれません。
そんなことを思い出させてくれた大阪駅に感謝。
枚方市で先生たちが住むシェアハウスを運営しています。
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