太陽の家なんて、なくなればいい
先日、福岡でソーシャルカンパニーフォーラムに参加しました!
このイベントは本業を通じて社会課題を解決することを目指し、学びと実践をする経営者のコミュニティである「経営実践研究会」が開催しているイベントです。このコミュニティは全国で800社会員がいて、各地域で1年に1度開催する最も大きいイベントをソーシャルカンパニーフォーラムと名付けいます。
要は地域のお祭り的なイベントです。
今回もっとも強く心を揺さぶられたのは社会福祉法人太陽の家の山下理事長のプレゼンでした。
太陽の家とは障がいを持たれている方向けの就労支援施設です。詳細は下記ホームページをご覧ください。
「no charity but a chance」
この言葉は太陽の家を立ち上げた中村裕博士のお言葉です。障がい者を保護するのではなく社会参画する機会を与えたいとの想いです。
中村博士は医者で身体に障がいのある人の社会参加、特に仕事を通じての自立とスポーツに情熱を注いだ方です。
この方の熱い想いに感動したオムロン、ソニー、ホンダ、三菱商事、デンソー、富士通エフサス等日本を代表する大企業の社長が、太陽の家と提携して共同出資会社をつくり、多くの重度の障がいのある人を雇用しました。
現在では雇用している数がなんと約900名もいるそうです。
今では障がい者を雇用する法律があるので企業は一定数、雇用する必要があります。しかし、中村博士が太陽の家を立ち上げた時はそのような法律はありませんでした。
その頃の状況を考えると本当に頭が下がります。
なくなればいい
また、自分が心から感動したのが、中村博士が「太陽の家なんて、なくなればいい」と発言されていることです。
これは障がいのある無し関係なく、全ての人が不自由なく共生できる世の中になれば、太陽の家は必要ないとの主旨での発言ですが、自分が立ち上げた法人がなくなればいいと言える代表は中々いません。
株式会社わけわけも教育業界の課題に対して様々なアクションを起こしていますが、自社が無くなればいいと言えるかというと…
でも、それって社会課題を本当に解決する決意がないんじゃないかと思うんですね。自社があり続けるのは社会課題があり続けると同義なので…
そんなことを考えると自分の視座の低さを思い知らされたとともに、中村博士への尊敬から涙が止まりませんでした。
山下理事長のあとは会員企業の熱のこもったプレゼンやパネルディスカッション等を聞き今年最後のフォーラムは終了しました。
フォーラム全制覇!
そして、私は密かに?決めていた自分の中での偉業を達成しました。7月から山梨、東北、愛知、大阪、東京、福岡と毎月行われた各地域のフォーラム全てに参加しました。いやぁ、この期間けっこう予定が詰まっていたのですがやり切りました。
全てのフォーラムに参加すると決めた理由は実は特にありません。勢いで決めました。笑
結果的にやり切れてよかったです。
日本中に多くの仲間が出来ました。
会員の中には福祉、建築、web、教育、士業など様々な方々がいてます。そして、その全ての人々が熱い想いとその業界ならではの課題に立ち向かっています。
そんな方々と話し合い、関係を構築することで自身の成長に大きく繋がっています。
また、最近は枚方市で経営者の仲間づくりをしていますので、私の仲間達に出会いを提供することもできるようになりました。
仲間に成長の機会をつくれるなんてステキですよね。
少しずつ自分が良い方向に変わりつつあります。
そして、少しずつ他者へ良い影響を与えられるようななっています。
もっと、もっと成長していきたいです。
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