寒い日が続きますね。シェアハウスに関わってくれている人々や近所の方々と年始に餅つき大会できたらいいよねって仲間内で話になり、近隣に杵と臼を持っている人がいないか調査中です。どうも公民館にあるらしく、町内会長にお願いしたら借りれるかもとの情報をいただいので、近々町内会長の元に凸する予定ですw
成功したらいいな。
さて、今回は「未熟者」をテーマにブログを書いていきたいと思います。
最初に言っておくと、自分がまだまだ未熟者だなって話です。
研究授業にて
先日、定期的にiPad活用普及のために関わっているある学校にて研究授業がありました。
ここの学校では6月と8月に2回ほど研修していて、単元を見通して授業を再構成するための研修やシンキングツール等の研修をしていました。また、研修の中でロイロノートだけでなく場面に応じて色々なアプリを使い分けようねってことでclipsを触ってみたり、Apple純正アプリでどんなアウトプットができるのか事例を紹介したりしてきました。
そして、迎えた12月の研究授業。
題材は「ごんぎづね」。
授業の詳細は省略させていただきますが、ごんと兵十の心情を考えて児童はロイロノートのテキストに書き出し、回答共有で話し合いをする展開。
昔ながら授業の流れにiPadを上手く組み込むことに成功しています。
先生主導で上手に子ども達の発言をコントロールして無事全員が登場人物の心情表現をもとに自分の考えを書き出すことができていました。
その授業を見て私の感想は一言。
これでいいのか?
たしかに、iPadがあることで全員の考えを可視化して情報量を増やし、多様な考えに触れることで、深く考えるきっかけづくりが出来ていました。でも、iPadが無くても出来る授業であり、iPadを使う必然性を感じない授業でした。
自分が過去2回に実施した研修が行動変容に結びついていないことを感じました。ほんと、自分は未熟者です。
研究授業後の討議にて
1時間ほど時間をいただいたので、iPadを使ってどのような学びを生み出したいのか考えるワークショップをしました。一部資料もアップしながら説明します。
まずはsamrモデルを引き合いに授業をDX(デジタルトランスフォーメーション)するにはどうしたらいいのか?の例として山下若菜先生の事例を紹介。ごんぎづねの朗読を録音し、場面に応じてgaragebandで作成した音楽を作る実践。心情を読み取れていないと場面に適した音楽を創ることが出来ないので、子ども達は自然と何回もごんぎづねを読み直すようです。
単元の流れを見ると、今までの授業にiPadを上手に組み合わせたのではなく、授業の構成自体をiPad活用を軸に再構成しているのが分かります。
iPadを活用することが目的と思ってほしくないので、より資質能力を育成するために授業を再構成することが必要ですよねとお伝えしました。
そして、最近どこの学校に行ってもお見せしている上越教育大学附属中学校の生徒インタビューを見せる。こんな子が育つような授業したくないですか?と。
そして、自分が過去に4回転職して起業に至るまでの話しと、多様なキャリアを形成する子どもたちに必要なのは、どこの会社にいっても活躍出来る汎用的なスキルや、学ぶことが好きで常に自分をアップデート出来る人間ではないかとお伝えして終了。
まだまだ未熟な私の話を熱心に聞いてくれてとてもありがたかったですが、行動変容に繋がらなかったら意味がありません。今後もここの学校に関わり色々と学ばせていただきたいと思います。デジタルシフトしたところで満足してほしくないです。
あとがき…
本来なら指導案のたたき台が出来た段階で打ち合わせをして、単元をとおしてどういった力を身につけてほしいのか一緒に考えたかったのですが、スケジュールの都合で今回はそれが叶わずでした。次回こそは!
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