春隣 虫 鳥 魚 木の目かな

画像1 季語:春隣  季節:晩冬 詳細に見る虫の目、俯瞰する鳥の目、流れを読む魚の目が大切と聞いたことがありますが、じっとただただじっと、春夏秋そして寒い冬、ときには何千年もひらすらずっと見ているだけ、動かず動じず見つめているだけな木の目があってもいいかもしれないと思い詠んでみました。やがて春が来るかもしれない。来ないかもしれない。それでも時は儚くも流れていくような気がして。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集