将来の夢を描いてもらった日。
先週土曜日、エコルド豊中桜塚教室での「KitS Green」のアートポン!をしてきました。
小学生以上の子どもたちと「KitS Green」をするのは3回目。なにしよっかな〜と何気にスマートエデュケーションさんのHPを見ていたら、池谷さんがさみどり幼稚園さん@福井県で「KitSの保育をしてきました!」のニュースを見つけた。
見つけてすぐ、「これだっ!」と思ったのでエコルドでも試してみることに!池谷さんありがとう。丸パクリだけど、きっと「ベンチャーだね〜!」と褒めてくれるに違いない(笑)
年度末だし、ちょうどいい。
テーマは「将来の夢」
なりたい職業を描いてもらい、アートポン!でプレゼンテーションしてもらうことにしました。
でも、将来の夢ってなんか抽象的だな〜と思った。大きくなったらこんなことしてみたいな、ってのはあるかもしれないけど描けるかな?とかそもそも何になりたい、とかって考えられるかな?とも思ったので、最初にみんなでお仕事ってどんなものがあるかな?って意見を出してもらいました。
この日はインフルエンザが流行りだしていたこともあり、キャンセルも出て参加したのは1年生〜4年生の女子4人。
女の子らしく、パン屋さん・ケーキ屋さん・クッキー屋さん・アイドルなどいろんな意見が出た。そん中で自分だったら何になりたい?って考えて描く絵を決めてもらいスタート!
みんな集中して作品を作り、いざ発表。
↑クッキー屋さん。
クッキー・タピオカミルクティー・アメにお団子。クッキー描いているうちに、あれもこれも作って売りたいな!ってどんどん増えていきました。そしてちゃんと販売している自分の絵も描けてます!この子の髪型も超可愛いの!ちなみに飴玉が1個1000円、と非常に高い設定だったので高級お菓子店だと思われます(笑)こんなに美味しそうだったらみんな食べに行く〜!と大人気でした。素敵なパティシエになれるね!
↑アイドル。
可愛い〜❤︎女の子の夢だよね〜アイドル!アイドルになった自分の周り飛んでるのはシャボン玉!なんてロマンティックなんだ〜!しっかりマイクとひらがなのシールで歌詞も貼ってます。(文字が限られてたので意味のない文章になってるけど)そのアイディアがいい!で、お友達がクッキーと飴を描いててアイドルプロデュースのお菓子も描いてくれました。めちゃくちゃ可愛いので将来はAKBに入れるかも!みんなライブに行くよ〜と言われていました。
↑ホテルのフロントの人。
あえて自分は書かずにホテルの受付部分を描いてくれました。受付の上には羽のペンとか、後ろには鍵を入れるボックスとかかなり細かく描いてあり、右側は出口でその奥に駐車場があります。左側は銀行が併設。フロントの下にはマットがありホテル名「USA」と書いてあります。この観察力にまずワタシは驚いた。いつの間にそんなに観察力がついたんだろう。描きだすとき、なんか見ないと書きにくいかな?と思い、「iPadでホテル検索してみる?」と聞くと、「大丈夫!描けるから!」という頼もしい答え通り、しっかり描けていました。きっとしっかりもののホテルマンになるに違いない!みんなで泊まりに行くよ〜と大盛況でした。
↑ドッグカフェ経営。
彼女の夢は今まで何度か聞いたことがあって、でもどれも動物に関わる仕事。トリマー→動物園の飼育員→ドッグカフェと変遷してきた。しかし細かい!まず下絵を鉛筆で描き、そのあと色を塗っていく。窓の外にはドッグラン。店内にはイスとテーブル。犬の絵が飾ってあったり。ドッグカフェで犬グッズやいろんなものを売りたい!と言っていた。実は15年ほど前のワタシの夢と全く一緒なのでなんだか親近感が湧く。細かいので描くのに時間はかかったけど、みんな待っててくれてその出来栄えに驚いていた!「っていうかこういうの描く人になれば??」とも言われていた。確かに。その道もワタシ的にはおすすめ。いづれにせよ、将来有望だ!
この取り組みをしながら、小学生の時作文で「将来の夢」を書かされたことを思い出した。なんて書いたかは思い出せないけど、そもそも作文が苦手だったので嫌だったこととみんなの前で読まなきゃいけないことが更に嫌だったという「嫌×2」の思い出としてしか残っていない。
作文を書いてみんなの前で読むのと、この「アートポン!」何が違うのかな?と考えた。だって子どもたちはめちゃくちゃ楽しそうだったから。
発達障がいの子どもたちの多くは構文力が弱く、また書いてあるものを読むという「音読」が不得意なことが多い。それに対して、絵で表現したものを自分の言葉で自由にプレゼンテーションすることの方が得意なのではないだろうか?だったら、そこを伸ばしてあげたい、と思う。
「KitS Green」のそれぞれのアプリケーションは必ず最後にみんなの前でプレゼンテーションをする、ってのが決まりだ。これはこの子たちの得意を伸ばすのに、とっても最適な教材なんじゃないかな?と再度確信した。
また、「KitS Green」のアプリケーションはワタシたちのアイディア次第で無限にいろんなことができる。だから、変わらなければいけないのはワタシたち大人だ。凝り固まった考えを捨てて自由な発想で子どもたちとかかわっていきたいと思う。
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