プロジェクトを構成する5つのプロセスとは?プロジェクト運営の流れを知っておこう!
こんにちは!
野見山です。
前回の記事では、『プロジェクトにおける不確実性とは?不確実をコントロールするための3つのアプローチ』を紹介しました。
今回の記事では、「プロジェクトを構成する5つのプロセス」について紹介します。プロジェクト進行の流れについて、知っておきたい人向けの内容です。
■プロジェクトを構成する5つのプロセス
プロジェクトを運営する際の5つのプロセスについて、PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系)で定義されています。
①立ち上げ
②計画
③実行
④監視・コントロール
⑤締結
プロジェクトに途中からアサインされた人は、最初の①立ち上げフェーズを経験しないこともあったりしますが、プロジェクト運営ではこの5つのプロセスで構築されています。それぞれ詳しく紹介していきます。
■①立ち上げ
プロジェクトのキックオフ会議をする時に、関係者を集めてプロジェクトで達成すべき目標やどんな体制で進めていくかなど、認識共有が図られると思います。
プロジェクトの企画承認後にアサインされる多くのメンバーはキックオフ会議で、プロジェクトの目標・目的などを知ることになりますが、実際にはプロジェクトの立ち上げ段階で事前に検討が進められています。
プロジェクトの成功要因を定義し、関係者の意思統一を図るのが立ち上げ工程です。
■②計画
プロジェクトには不確実性が伴うからこそ、段階的に計画を詳細にしていく必要があることは前の記事で紹介しました。
プロジェクトメンバーに対し、どのようにゴールにたどり着くか、リーダーと同じ景色を見てもらうためにも、計画フェーズが重要です。
計画の詰めが甘いプロジェクトは、プロジェクトに関わる人数が多くなればなるほど、ほころびが出て、コントロールが出来なくなっていきます。
プロジェクトの計画を立てる際に、マイルストーンやWBSの作成を行っていきますが、また別の機会で詳しく取り上げたいと思います。
■③実行
計画を立てた次は、どのように計画を実行に移してもらうか?、実行を考える工程です。
リーダーが計画を作ったら、後はメンバーが勝手に動いてくれる…
と考えていると、痛い目に合うことも。
計画はメンバーにやる意義や重要性を落とし込んでこそ、実行につながるものです。
プロジェクトのリーダーは、メンバーとの情報共有を密に行っていく姿勢が求められます。
■④監視・コントロール
プロジェクトは段階的に詳細化していく、という話をしていますが、これは裏を返すと、プロジェクトの計画は常に見直し続ける必要がある、ということです。
プロジェクトの計画をしっかり立てたから、後はメンバー任せにする、という進め方をしていると、時間がたった時に当初の見立てから大きくズレ、軌道修正が困難になることも。
監視・コントロールするためには、プロジェクトの進捗を数値等で測れるような仕組み、会議体を事前に設計しておくことがリーダーには求められます。
■⑤終結
最後に終結という工程ですが、これは「プロジェクトが終わったらしっかり振り返りしましょう!」という工程です。
僕自身もこれまで入ったプロジェクトで一つとして全く同じものはなかったので、一つ一つのプロジェクトから学びを得ています。
例えば、小規模のプロジェクトをメインに担当していた時期に、大型のプロジェクトにアサインされることになって、プロジェクト内での上手く立ち回ることが出来なかった経験もあります。
そういった経験があったからこそ、プロジェクトでどうすればメンバーの力を120%以上に引き出せるか?を考えるようになったと思います。
仕事の進め方も個人思考から、チーム思考になったのも、振り返りしたのがきっかけです。
■まとめ
今回は「プロジェクトを構成する5つのプロセスとは?プロジェクト運営の流れを知っておこう!」というテーマで書いてきました。今回は以下の5点を紹介しました。
①立ち上げ
②計画
③実行
④監視・コントロール
⑤締結
それではまた!
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