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初めてプロジェクトにアサインされた人向け。プロジェクトとは?

こんにちは!
野見山です。

今回はプロジェクトをテーマに書いていきたいと思います。

僕は普段、基幹系システムの導入プロジェクトを進めています。数人の小規模のプロジェクトから、数十人で進める大規模のプロジェクトまで経験してきました。

経験してきて改めて思いますが、プロジェクト運営は本当に難しいです。これからプロジェクトに初めてアサインされる人は、きっと今後面食らう経験が多数待っています。

そこで今回は「そもそもプロジェクトって何?」っていうところから書いていきたいと思います。

■プロジェクトとは

皆さんはプロジェクトと聞いてどんなものを思い浮かべるでしょうか?

いくつか例を挙げていきます。

「数十年使って老朽化した基幹系システムの刷新」

「○○業務を効率化するためにRPAの導入」

「DXを推進するために伝票類のWEB化を進める」

何か新しいことに取り組むときにプロジェクトと言うイメージがあるが思いますが、PMIが定義しているプロジェクトは以下の通りです。

プロジェクトとは、「独自の製品、サービス、所産を創造するために実施される有期性の業務である。」

堅苦しい定義としてはこちらの通りですが、ポイントとしては3つ挙げられます。

①独自性があること
②期限があること
③スコープ(範囲)が決まっていること


これら3つの特徴について詳しく記載していきます。

■①独自性があること

「独自性」について、プロジェクトではこれまでの業務の延長線ではない新たな取り組みを求められるケースが多いです。

例えば、「経理部の仕事で月次決算業務を行い、毎月経営者に業績を報告する」、という仕事があります。これは作業手順が決まっている繰り返し業務のため、プロジェクトに該当しません。

一方で、「基幹系業務システムを刷新する」といった
プロジェクトにおいては、現行業務で経験したことがない、あるべき今後の姿を模索しながら進めていくことが求められます。

つまり、そのプロジェクトで初めて経験することが多数占めており、プロジェクト独自の活動が当たり前になります。

■②期限があること

プロジェクトでは必ず開始と終了の決められた期間が存在します。

システム構築の例で言えば、2022年4月にキックオフし、一年後の2023年4月に本稼働と言うように、決められた期間の中でプロジェクトを推進していきます。

限られた期間や人員という制約条件がある中で、プロジェクトを進めていきます。

■③スコープ(範囲)が決まっていること

そして最後に決められたスコープ(範囲)があります。

スコープとは、プロジェクトにおいて達成すべき範囲となるため、言い換えればやるべき範囲とやらない範囲を明確にしておく必要があります

例えば製造業向けに基幹系システム導入をする際、販売管理システムを導入するのか、加えて生産管理システムも導入するのか?というように、プロジェクトの対象範囲を明確に決めておくことが重要です。

■まとめ

今回は「初めてプロジェクトにアサインされた人向け。プロジェクトとは?」というテーマで書いてきましたが、プロジェクトの特徴3点は以下の通りでした。

①独自性があること
②期限があること
③スコープ(範囲)が決まっていること

次は「プロジェクトと定常業務の違いは?」というテーマを紹介します。


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