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BPF10月研究会「データ分析 初級者編」レポート
こんにちは!野見山です。
10月24日(土)、東京都中小企業診断士協会中央支部の研究会「BPF」の11月定例会に、Zoomで参加してきました。BPFは30代の中小企業診断士メンバーを中心に月1で活動をしており、コンサルティングスキルを高める目的の研究会です。
10月の研究会テーマは「データ分析 初級者編」でしたので、研究会レポートとしてnoteにまとめてみます。
【当日のアジェンダ】
1.今日の目的
2.これからのデータ活用の重要性
3.データ分析の進め方
4.データを実際に分析してみよう
5.ワーク
6.発表
7.事例に学ぶデータ活用のポイント
今月の講師は渡辺克也さんが務めました。今回の内容は渡辺さんが過去に登壇された「RESASを活用したデータ分析の研修講座」をベースにしたもので、過去50回以上・延べ1000名以上が受講している内容になります。
それでは当日の学びとして、ポイントをまとめていきます。
■データを共通言語として活用すること
まずデータを見て、判断・活用する前に知っておくべき前提があります。
人によって、モノの見え方は様々であるということ
この前提があることを念頭に、データを共通言語、すなわち数値として活用するためには、判断・活用するための基準を定めることがポイントです。
例えば、企業の財務分析をする場面に置き換えると、共通言語は「複式簿記」にあたります。判断・活用をするための基準が、企業の安全性を測る安全性分析などが指標としてあります。これを対象企業を時系列で見たり、類似業界の企業と対比することで、私たちはデータを活用・判断することができていますね。
■データ分析の手順
「データを見て、とりあえず分析してみよう!」
という手順でデータ分析を進めると、結果的に多くの時間がかかり、期待の結果が中々得られないということに陥りがちです(≒悪いデータ分析)。
良いデータ分析をするためには、まず課題・目的などの仮説立てをしてから、実際のデータを見て分析する手順を踏むべきとのことです。
この話を聞いた時に思い浮かんだのは、「イシューからはじめよ」で記載されている内容でした。読んだことない方は、参考になるのでぜひ。
■RESASを活用したデータ分析
研究会のワークの時間では、RESASを使って、実際の人口構成や推移などの統計情報を調べてみました。
僕も初めてRESASを使ったので、RESASの紹介をしておきますと…
産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化するシステムです。
参考:RESAS ホームページより
国勢調査など公的データだけでなく、NTTドコモやナビタイムなどが提供している民間データも活用しているとのことで、時間帯別の人の動きなど興味深いデータも確認できたりします。
マーケティングなどで打ち手を検討する際に、数値としての情報を得ることができます。まずは自分の住んでいる地域から調べてみると、興味を持って進めることができると思います。
■データ分析は仮説検証の練習になる
研究会のワーク時間の振り返りで、
「データ分析は仮説検証の練習になる」
という声がメンバーから挙がりました。これはその通りですね。
データ分析で数値が上がったor減ったという事実を見ても、それは結果でしかないと思います。見るべきポイントは、数値の裏にある背景です。
例えば人口の推移が起きたとして、その背景には、こんな政策やイベントが打たれていたなどを確かめてみると、自身の仮説を確かめる良い練習になります。
■まとめ
今回の記事では、「データ分析 初級者編」のBPF10月研究会レポートをお伝えしてきました!
・データを共通言語として活用すること
・データ分析の手順
・RESASを活用したデータ分析
・データ分析は仮説検証の練習になる
今月の研究会でも新たな知見を得ることができたので、学んだことを日々の活動で生かしていきたいと思います。
それではまた!