あの人と分かり合うには、、
あの人が何を考えているか分からない。
一体どうしてああいう行動を取るのか理解できない。
なぜこちらの感覚を理解してくれないんだろう。。
きっとこんな経験が誰にでもあるのではないかと思います。
「一人一人違って当たり前」なのは確かにその通りなのですが、
なんとかもう少しお互いの特性を理解し合えたら、尊重し合えたら、必要以上にすれ違いのコミュニケーションにならずに済むのに、、、
きっと多くの方がこのように思われたことがあるのではないでしょうか。
さて、わたし自身の経験から、人や自分を理解するためにはそれなりの数の「引き出し」が必要であると感じています。
自分に対しても人に対しても「なぜこのような行動を選択するのか」、根源的な原因を推理するためです。
そしてわたしはこの「推理」こそ、理性による思いやりと言えるのではないかと思っています。
そんなわけで、今回ご紹介するのは、わたしにとってとても助けになった「とある引き出し」のお話です。
先日友人が「パーソナル プロファイリング」という、統計学をベースに生年月日から個人の資質を導き出すメソッドでわたしのことをみてくれたのですが、
最も興味深くまた最もわたしの心に安心をもたらしてくれたのが、
「人間の思考決定タイプは3つに分けられる」というお話でした。
では一体この3つはなにかと言うと、
①相手軸 ②自分軸 ③社会軸 です。
ひとつずつ順番にみていきましょう。
①思考決定が相手軸の人は
「周囲の大切な人の幸福感や安心感が思考のベース」で、
自分のことも社会のことももちろん大切ですが、大切な人との約束や大切な人との喜び、大切な人に迷惑をかけていないかなど「大切な人」を基準にすることでモチベーションを保つ人たち
なのだそうです。次に
②思考決定が自分軸の人は
「自己成長と目標達成が思考のベース」で、
自分自分と自分勝手なのではなく、自分の目的を明確にして目標に向けてステップアップすること、誰かに負けたくないという気持ち、結果にコミットすることなどでモチベーションを保つ人たち。また自分を成長させることで人のためになる人たち
なのだそうです。最後に
③思考決定が社会軸の人は
「影響力と可能性が思考のベース」で、
人も自分も大切だけれど、大多数から評価されるということがテーマの人。目の前にいる人から嬉しいとか感謝されることよりも、多くの人から感謝されるであろうことでモチベーションが維持できるので、大儀や志を持って「これを全うしたらこういう風に社会に影響があるんだろうな」という想像ができることでモチベーションを保つ人たち
なのだそうです。
いかがでしたでしょうか。
わたしはこれかも、、あの人はこれかも、、パートナーはこれかも、、など、誰かの顔が思い浮かんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
わたしはというと、①の相手軸ということでした。
人間には色々なタイプがあることはもちろん分かっていましたが、この「思考決定に3つのタイプがある」という考え方は私にとってとても新しい「引き出し」であり、
なにより、「相手軸」であると言われてとてもとてもホッとしたのです。
なぜなら、わたしは「自己成長と目標達成」にも「影響力と可能性」にも全く興味がないにも関わらず、
今のこの資本主義社会で生きていくにはまさにこの4つの要素が必要と信じて一生懸命に興味を持とうと努力をしてきたからです。
もっと言うと、自己成長にも目標達成にも影響力にも可能性にも興味がないわたしは、頭のネジが抜けているのではないか?と本気で心配したほどだったのです。
なので、この3タイプを知り、しかも「あなたは相手軸です」という結果が統計的に導き出されたことで、「なんだ、資質だったのか、、」と安心できたのです。
またそれに加えて、自分とは違うタイプの「思考決定」について知ることで、周囲の人への理解が深まり、自分のことも人のこともより尊重できる感覚を得ることができました。
こういった、ある種ひとを型にハメるタイプの情報は、自分や人を限定的に定義するために使うとあまり良くないと思うのですが、
今回のように、いったん自分の心を安心させた上で今後の参考にするとか、いったん相手の特性を受け入れるために参考にするにはとても有用性が高いなと感じました。
また、自分や人がどのタイプに当てはまるかはともかく、
「思考決定に3つのタイプがあるという考え方がある」という引き出しを持っていると、多様性を認め合い活かし合うことに繋がるのではないかなとも思いました。
そんなわけで、これからも引き出しを増やして推理力を上げることで、より「人と分かり合える」という経験を積んでいけたらいいなぁと思っています。
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