みんなが通る道。そのヒリヒリを越える。
30歳の社会人大学生が
好きなひとの元奥さんに対して抱いた想い。
30歳を過ぎて、大学生になった主人公を
初めてに挑戦するってすごいと
褒めてくれた好きなひと。
その好きなひとの元奥さんは
世界的写真家。
勝手にデートについてきて
自分のペースで周りを振り回す。
後日その娘から
自分の写真をもらい
そして涙する。
そのワケが最初のセリフ。
あー、わかる。
痛いほどわかる。
好きなひとの恋人は
元であろうと自分より素敵に見えてしまう。
3割り増しくらいに盛って盛って
「自分は敵わない」そう落ち込む。
あの色眼鏡。
恋の病ってやつなのか。
周りからは、
あの二人は終わってるから大丈夫、
娘からも気にしないでと言われるが、
そう思えないのよね。
客観的に見たら
人それぞれ良さはあるし
誰かに完敗なんてことはない、とわかるけど
若い頃って
人と比べてゼロイチで判断して
無駄に落ち込んだり。
時間も体力もある証拠。
2回目の成人式を迎えると
ほどよく体力が落ち始め
自分がダメだと思う時間は全然ない。
子育てして、夫を育て、家事をして
仕事をして。
卑下なんてしてる暇ない。
同情心と尊敬の想いしかないから。
自分だけの時間と若さがあったころ
特有の悩みがくすぐったくて
微笑ましくなった。
きっとこれから
あの憧れのひとではなく
年下に行くんだろな。
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