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「ヴァロットン_黒と白」展へ行ってきました。

こんにちは。mikaです。

先日、少し時間ができたので美術館に行こうと思い立ち、開催中の展覧会を探してみることに。

休日だったため、どこも人が多いだろうな~と思いつつ目に留まったのが、三菱一号美術館で開催中の「ヴァロットン_黒と白」展でした。

「黒と白」
どちらもとても好きな色。モノクロームの世界でどんなものが見られるのか、ワクワクしながらチケットを購入。

ちょうど東京駅に立ち寄る用事があったため、駅から歩いて5分ぐらいの
三菱一号美術館ならゆっくり楽しめそうだと思い、早速展覧会へ向かいます。

「フェリックス・ヴァロットン」については、よく知らなかったのですが、
スイスの画家で19世紀にパリで活躍し、木版画をやっていた人らしいです。

展覧会を見てびっくり!!
「木版画」っておしゃれなものだったのね!

木版画というと学生時代に教科書で見たな…ということぐらいしか覚えておらず、地味で古臭い印象を持っていました。(すみません)
昔の人が素朴にやっていたイメージしかなかったので、木版画をおしゃれと感じたのは初めてでした。

あまり多くはないですが、写真撮影OKの絵もあり楽しめます。

壁に投影されたアニメーション。
次々と変わっていくのが楽しい。


そして、連作「アンティミテ」は本当に素晴らしかった。
男女の関係を描いた10枚からなる作品なのですが、版画でここまで色気を感じさせることができることに、ただ感動。

「アンティミテ」に動きをつけたアニメーションが見られるお部屋があるのですが、短い映画を見てるような気分でとても素敵でした。
展覧会へ行かれた方はぜひ見てみてください。

黒と白だけで、人々のいろんな表情や、時代背景を見事に捉えていて、ものすごい才能だなとしみじみ感じながら見ていました。
いや、黒と白だけだから余計な情報が入らず、シンプルに目の前のものを見られるのかもしれないですね。

約180点もの展示があるので、見ごたえ十分です。
私はゆっくりと見て回ったので1時間半ちょっとかかりました。

とにかくヴァロットンのセンスの良さに、どっぷりと浸かった時間でした。

また、三菱一号美術館の建物もモダンでとっても素敵。
良い休日を過ごすことができました。

2023年1月29日まで開催されているようですので、お近くの方はぜひ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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