日本全国!介護保険外サービス立ち上げプロジェクト 〜in大分県宇佐市 Vol.1〜
大分県宇佐市に滞在して3日目。今回のプロジェクトの事前視察ということで、最終日なわけですが、この記事では
①宇佐市はどんな街?
②宇佐市プロジェクトでは何をやるか
③今回の滞在で見えた、宇佐市にある高齢者の地域課題
についてまとめておきます。
宇佐市はどんな街?
宇佐市は大分県の北部に位置していて、人口約5万人の都市です。平成の大合併でいくつかの市町村宇佐市になったことで、市しとしては沿岸部から山間部まで自然環境に恵まれた土地でもあります。
主要産業は、農業をはじめとする自営業ですがどのお店に行っても料理が美味しく、家族単位のお店が多い印象でした。
中でも、唐揚げ系の個人店舗は1つの通りに何個もあるくらい、住民にとっては食と生活は切っても切り離せない存在です。
地域の高齢者はというと36%なので、全国平均の28%に比べればやはり高齢者の割合は高い傾向にあります。
今回の滞在期間、ゲストハウスのNARUさんに宿泊させていただきました。数年間の世界旅行や海外でのビジネス経験もあるご夫妻が経営されていて、宇佐市ではおそらく唯一?のゲストハウスです。
そもそも、今回のプロジェクトの参加メンバーは、別府に宿泊していたりですが、僕はどうしても地元の宿、しかも、地域の人との交流ができる滞在場所を探していたので、僕にとってはNARUの存在はとても大きかったです。
ちなみにNARUは、旅館を改装して作られているので、昔ながらの佇まいで昭和に戻ったような(昭和を経験したことはありませんが)時間を過ごすこともできますし、街並みはまるで”小江戸”、近所で子どもの声が聞こえたり、その中にも自然や風を感じることができる素敵な場所です。
宇佐市プロジェクトでは何をやるか
今回ヘルパーリンクとして実施するプロジェクトは、高齢化社会の中でニーズの高まりを見せる「介護保険外」の部分での、行政×民間×住民を巻き込んだ実証実験になります。
具体的には、日常生活にサポートが必要な高齢者と、自分の空いている時間で高齢者のお手伝いを実施する住民をマッチングし、地域資源を活用した生活インフラサービスの構築を目指します。
地域事業や福祉事業に関わっている人にこのプロジェクトのことを話すとほぼ100%「素晴らしい事業だね!」と言われますが、その後の言葉には「でもやるのは難しいと思うよ」と。
その上、今回の実証実験プロジェクトには年明け1月〜3月というめちゃくちゃ限られた期間が設定されているという。。。その中で結果を出すことが今回の僕のミッションです。
今回の滞在で見えた、宇佐市にある高齢者の地域課題
下見の3日間、とにかく地域に入り込むことを目的として、20近いの飲食店やお店に行ってみました。
四日市にある話題のおしゃれなカレー屋さん、高校、特別養護老人ホーム、デイサービス、ケアマネ、地域包括センター、農園、居酒屋などなど
感じたのは、お店の方や職員の方みなさん、ゆっくり腰を据えて話すとホントにいい人ばかり。そして、すごく気さくにいろんな話をしてくれるし、いったい何人の人に、地元の人を紹介していただいたことでしょう。
地域の人と話していると、「お年寄りのお手伝いをして、それで仕事になるならやってみたい!」「それで喜ばれるなら関わりたい」このプロジェクトに対してすごく前向きな意見をもらいました。
唯一、宇佐の中でこのプロジェクトを成功されるのに足りないものは、「空島に行ったという"経験"」です。
僕はワンピースが好きなので、この介護保険外サービスの話をするときによく「空島編」を例に出します。かつて、黄金郷が存在していたんですがある日その島が空に飛ばされてしまいました。実際に黄金郷を見た人が別の人を連れて行った時には、すでに空に飛ばされてしまっていてなくなっていました。
その後、ワンピースの主人公ルフィたちが空に行くと、黄金郷がホントに実在していました。
僕はある意味、千葉で「誰もが"難しい"と思う地域住民が活躍する介護保険外サービス」を実現させてきました。なので、やればできるし、そのやり方も知っています。
だけど、それを知らない人からすると、今回のプロジェクトは絵に描いた餅、机上の空論に感じてしまうのには無理はありません。
さぁ、1月〜3月の実証実験に向けて年内は大忙しになるでしょう!
日本全国!保険外サービス立ち上げプロジェクトの第一弾の開幕です。
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