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小津作品は、あまり気合を入れて見たことがありませんでした。特に若い時は、途中で寝てしまうことが多々ありました。失礼な話です。

 映画「男はつらいよ」において、博の父親(志村喬)が寅次郎(渥美清)に説教をするシーンは、小津作品における(笠智衆)が(原節子)に人生を説くところと同じだったんだ。
 「ゴジラ」を久しぶりに見た時と同じように、あらためて「晩秋」を見た。あの有名なシーン、映画の後半部である。京都旅行に出かけた笠と原の父娘が旅館の一室で語る有名なシーンであります。壺とリンドウの花、恋愛や、家族の生き方などである。同じ松竹の小津監督と山田監督ですから影響を受けるのは当然であると推測できます。小津作品は、あまり気合を入れて見たことがありませんでした。特に若い時は、途中で寝てしまうことが多々ありました。失礼な話です。

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