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Xデザイン学校2021年の陣 〜パーソナルコース編〜 #02

今日は一ヵ月ぶりにXデザイン学校でした。

前回の投稿はこちらから読めます。
Xデザイン学校2021年の陣、始まる・・・!〜パーソナルコース編〜

今回の授業の所感

今回感じたことは、言われたことでもあるんですが「中小企業が新規サービスをやってみるけど全然うまくいかない原因」を地で行ってるなということ。

自分の仕事の内容的に、自分でサービスを立ち上げるようなことをしてこなかったわりに、求められることが新規サービスの立ち上げに関することが多いこともあり、今回、初めて自社で新規サービスだったりビジネスチェンジをしてみているのだなと、改めて思い、今回の授業でいただいた指摘から「失敗から学ぶ」ということをしているのだなと感じながら、聞いていました。

なので、自分的にとても複雑かつ学びの多い経験をしている気持ちです。

複雑というのは、自分が勝手に複雑にしているのですが、結局自分はどの立場でこの授業を受けているかがハッキリしてなかったのが、今回はっきりしたというとこなのですが(ハッキリせずに受けとったんかい!という話ですがw)、これってサービス開発をする上で、中小企業が結構つまづくポイントじゃないかと思いました。

なので、今期の学びは中小企業が新規サービスを立ち上げる際にやっちゃいけないことだったり、必要な視点なんかを私なりにメソッド化できる気がしています。

「中小企業」の定義

ちなみに、一口に「中小企業」と言っても、かなり幅がありますが、中小企業庁が定義してる「中小企業」とは何か。

下記は「中小企業庁」が提示しているいわゆる「これに該当するのが中小企業」としている表です。

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引用:Q1:中小企業基本法の中小企業の定義と小規模企業の定義を教えてください。

これを見ると、業種によっても違いますが、資本金の幅も社員数の幅もかなり広いですね。

一応、このnoteで「中小企業」というワードがたくさん出てくるので、定義を改めて再確認しました。

結構有名だと思っている企業も、実は中小企業の枠だったりして、この中である程度自分のターゲットを絞った方がいいのだろうな。

この6月で私がやったこと

まず、今回私がテーマとしたことは「高齢者が安心して楽しく暮らせる社会
ってどういうものか」なので、それに向けてこれまで学んだことを当てはめてみるか、とかなり手探りで下記のことをやってみました。
ちなみに、昨年度Xデザイン学校に参加したうちのスタッフも入ってもらいました。

①社会課題の洗い出し
②トレンド調査
③(ターゲットの)社会観察から上位下位分析
④サービスの考案

①社会課題の洗い出し

「アセット」から考えるとそっちに寄せたことばかり考えてしまうので、一旦それを置いておいて、日ごろ生活する中で気になった「社会課題」を洗い出してみました。

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やってみて改めて感じたことと、また指摘でもいただいたことでもあるのですが、日頃から意識したり興味を持つことをした方がいいなということと、自分ごとからかけ離れていることではなく、自分ごとであること、自分ごとにできることである必要があるなと思いました。

ここ、中小企業が何かサービス作るぞ!商品考えるぞって時に陥りがちなところではないかと思うのですが、社会課題だけでサービスを検討するやつ。自分ごとになれないことは最後まで熱意を持ってやれないということですね。熱意持ってやれること、自分ごとにできることを課題にしないとですね。

②トレンド調査

次に「トレンド調査」を行いました。要は、今流行っていることは何か。それはすなわち、今の時代に求められているということ。それが何かを探る。

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これも、「社会課題」同様、検討の段階で思い出そうとするのではなく、日頃から意識したり興味を持つ癖をつける必要がありますね。佐藤先生の講義でも言われていました。この癖をつけるのがなかなか・・・(汗

③(ターゲットの)社会観察から上位下位分析

上位下位分析は、フィールドリサーチなどで見つけた事象から、本質的なニーズを抽出する手法ですが、

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これも日頃から意識して人間観察をし、抽出しておく癖をつける必要があるやつです。観察力と人間への興味が問われるやつです(汗

浅野先生や佐藤先生の観察力にはいつも脱帽です。そういうところを見るのかーって視点から。これも経験なんでしょうかね。

④サービスの考案

そして、これらを元に軽くサービスの考案をしてみました。なんせ上記の観察や抽出が甘々なので、全くお粗末な内容ですが(汗

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いただいた指摘から、目が覚めたこと

上記を実施したことを報告して、いただいた指摘により、そもそもこのサービス開発を誰目線でやっているのか、ということが明確になりました。

今回、まだ2回目ではありますが、ここまでの段階で私が犯していたミスは「自分ごとではないことでサービス化を検討していた」ことです。

今回のテーマ「高齢者が安心して楽しく暮らせる社会ってどういうものか」というのは、正直自分のクライアントが考えるべきことなのを、自分ごととして取り組もうとしたことで、「ものありき」でないようで「ものありき」になってしまっていたのだと思います。

今回の指摘で一番響いたのは「自分が熱意を持ってやれることなのか?」

自分ごとなのかどうか、ということ。言われてみれば、自分ごとと思っていたけど、クライアントをなんとか成功させてあげたいという想いだけで、実際「高齢者が安心して〜」って、自分に一体何があってそれを考える必要があったのかと。

「ものありき」で考えてはいけないと思ってはいたのですが、結局「ものありき」で、ニーズを自分に寄せるようなことをしていたのだと気づきました。

「自分が熱意を持ってやれるか」

「それは自分ごとかどうか」

これがとっても大事であることを、改めて教えてもらいました。

次回までにやってみること

これらを踏まえて、次回は8月1日。

それまでにやることを以下にしました。

・実際に現場に入ってみる
・自分が熱を入れて行えることを見るける(自分のパーパス)

「実際に現場に入ってみる」は、今回自分が掲げたテーマが「クライアントのものだった」ことがわかったのですが、せっかくここまで考えたので、先生からのご意見もあり、「実際に現場を見てみる、そこで本当に見えてくるもの」というものを見ずに今回最初に掲げたテーマを変えるのはもったいないので、7月ないし8月中に1週間、現場に入らせてもらおうと思います。

そうしたら、熱意を持ってできることに変わるかもしれませんしね。

もうひとつ、やはり自分との対話が必要で、「自分が熱を入れて行えることはなんなのか」ということを、しっかりと探りたいと思います。

自分が持っているアセットはなんなのか、自分が自分ごととして感じている社会課題はなんなのか。これを深掘りたいと思います。

そして、自分のパーパスを見つけたいと思います。

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池田真知子|京都のデザイン会社 nola Inc.
日々ラーメンを食べることができたらそれだけで幸せです。