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売れるモノをつくるために最低限当たり前のことと、それによる広報への影響

下記の2つの漫画のうち、どっちが売れやすいと感じますか?

Bの方は、ネットニュースやさまざまな統計を見て「PCの利用者が増えたことで腰痛者が急増している」ことに気づいたとします。

今の時代を読み、ニーズを発見していますよね。きっとお困りごとに該当する人も多いでしょう。

一方Aの方は、時代のことは全く見ていませんし、人のニーズも特に考えていません。ただ自分のために作りました。

どっちが売れそうか

正直どっちも売り方によっては普通に売れるでしょう。

ただ、ここ最近広報物の制作の仕事をしていて思うのが、Bのパターンが結構多いように感じること。

ニーズも見つけているし、必要としている人も多いでしょうから悪くはないのでしょうが、Aと圧倒的に違うことがあります。

広報物を作っていて感じるAとBの違い

Bももちろん、時代を読んでニーズを見つけてしっかりターゲティングして研究して作ったのでしょうが、どちらのパターンの広報物も作ったことがある私が感じる違いは、Aの方が圧倒的にそのモノに対する熱量と語れる量が違う、ということ。

どういう経緯でこれを作ろうと思ったかのエピソードが「なるほど〜」と思わせる内容が多かったり、困り事にリアリティがあって具体的だったり、どういうところに注力したかとか、どこに苦労したかとか、完成した時の喜びとかが感動するような、これができたことによる幸福感とかがすごく伝わってくる内容が多いように感じます。

なので、単純にAとBだったらAの広報物のほうが作りやすいです。

いや広報物の作りやすさなんて知らねーよ、仕事なんだからしっかりやれって思うかもですが、作りやすいということは、それだけ私によさとかが伝わったので作りやすいので、やっぱり伝わりやすいんだと思います。

Bも全然悪くないんだよ、むしろ世の中はBの方が多い

世の中の、特にどこかの企業に入っている社員さんなんかは、どうしても自分ごとでないことの方が多いのではないかと思います。そこはまぁしょうがないとして、今はスタートアップも増えてきてますし、起業も増えてきているので、どうせやるならニーズばっかり意識せず、思いっきり自分が欲しいものを作るのもいいのではと思います。

また、最近は企業でも外部メンバーを取り入れて自社が持つ技術でこれまでと違うことやろうとしている柔軟さを持ったところも増えてきているので、そういったところはぜひ、自分を豊かにする開発を意識してみてはいかがでしょうか。

私も最近はそういう感じで外部メンバーとして企業の開発メンバーに入れてもらうことが増えてきてまして、みんなで自分たちが欲しいものを考えるのはとても楽しいですし、伝える内容をこねくりまわさなくても自分ごとなので自然に口から出てくるコピーというのがやっぱり伝わりやすいのではと思います。

つまり言いたいことは

自分の幸福感大切にしよ!

自分の好きなことを大切にしましょうってことです。

それが成功の最短ルートだと思います。

日々ラーメンを食べることができたらそれだけで幸せです。